上昇気流

細々とひとりごとを呟き続けています。

「正答」

なんだか思う通りに物事が進まないときって、昔は人と会って話したり、酒を飲んで発散していた気がするけれど、時節柄、それができない状態が続いている。けれども、歳を重ねてきたせいで、そんな状態であっても「そんなものかぁ」で温度が低く済ませられるようになってしまっている。休日はなんとなくぼんやりした気持ちを抱えながら、ゴルフの打ちっぱなしに行ったり、ランニングをしたりしながら過ごしている。先に進むことはなく、どちらかというと、落ちないようにするための毎日。

資格でも取れば気持ちが変わるのかなぁ、と思って、資格の勉強も始めてみた。ただ、結局自己満足でしかなくて、その先の何かにつながるわけではないと思うと、これもなんとなく徒労感が募っている。たぶん、それでも、なんとなく資格は取れてしまうのだろうけれど。

因果関係が明確に見えていないのがここのところの行き詰まりの原因なのだろうな、となんとなく思っている。何かをしたところで、その先に確かな変化が見えない。すべてが正答のある数学の問題だったらいいけれど、最近の身の回りの事柄は、答えがないことばかりだ。Valueが生み出される絵姿がそこにはない。私生活もそうだし、会社もそうだし、このコロナの行く末だってそうだ。

学生時代はそれでも、次のステージで待っている目標に向かって、懸命に努力を重ねていた。けれども、今、努力をしたところでその先に待っているものは何なのだろうか。そんな毎日を「そんなものかぁ」で済ませつつあるけれど、それでも済ませちゃいけないものってやっぱりあるよな、と、日曜の夜に一人ぼんやり考えている。

早く寝よ。