上昇気流

細々とひとりごとを呟き続けています。

硬直化

この間、人は28歳以降、昔聞いた曲しか聴かなくなるという話を聞いた。

もう一つ同種の事例だと思ったのが、18歳から22歳までに経験した恋愛と同じような経験は一生できない、というもの。少し言い過ぎかとは思うけれど、おおよそ、言ってることはなんとなくわかる。

新しいものに対する興味だとか、感受性だとか、そういったものが失われてしまい、既存の価値観に固まってしまうのがたぶん、その辺なんだと思う。人は歳を取れば取るほど頭が固くなっていくのはある程度仕方がないと思うけれど、我が身を振り返った時にも、それがすごく押し寄せていて、だいぶ怖くなる。自分の中にある、「こんなもんでしょう」感は、きっと昔に比べるととても大きくなっている。挑戦をしなくなっているし、「ほどほど」「それなり」で身の回りを満たそうとしていて、保守的というか、すごく守りに入ってしまっている。

きっと、今こうして20代で硬直化していっているツケは、30代、40代になってから出てくると思っていて、仕事の面でも、大きな差がつきつつあるのだと感じている。入社してからの7年間で、何ができるようになったかというと、実は何もできるようになっていないんじゃないか。スキルのようなものは全く身についていないんじゃないか。そんなことを思っている。

今更硬直化した頭をどうにかできるものではないのかもしれないけれど、少しでも進行を遅らせるようにしないといけない、とぼんやりと思っている。そろそろ今年も終わりますね。何もしないうちに、あっというまに年の瀬が過ぎていく。