上昇気流

細々とひとりごとを呟き続けています。

平成30年

あけました。

今年の年末年始は割り切って南米旅行に出たせいで、毎年の年末年始とはおよそ似ても似つかない年末年始になった。気が付いたら、過ぎていた、という感じ。これまで、割と区切りのタイミングに振り返りだとか、目標の設定だとか、そういうのをやるべきだと思っていたし、そういうのをやってきた人間だけれど、今年は一切そういうことをしなかったし、今のところ、するつもりもない。なんか、別にどうでもいいかな、という感じがしている。

30を過ぎて、色々なことに割と諦めのようなものを抱くようになってしまっていて、「大人になるとは諦めるということだ」という言葉を、納得するわけでもないけれど自然とそんなもんなのかなぁ、と思うようになってしまっている。周りのことに対して、「そんなもんでしょう」と思うことが多くて、もう少し世の中を「べき論」で見るべきなのかもしれないけれど、「そうでないならそれはそれでいいか」と思ってしまっている自分がいる。

このままでいいとは思わないけれど、でも、一方で、これが、標榜してきた自分に近づいているのかもしれない、と思うこともある。ずっと昔、ひたすら考えていた、「生きやすさ」。思うとおりにならないことを、何も考えずに受け入れるというのは楽なことだ。

ただ。

それだと成長しないのは事実だし、このままこの先の人生を、衝突を避けすり合わせをせずに生きていけるとも思っていない。ただ、今は、周りの環境が比較的それを容易にさせてくれる中にいるというだけのことだ。この先少しして、また環境が変わった時に、果たして耐えきれるのかどうか。なんとなく、その不安は拭えずにいる。

なんとなく、茫漠とそんなことを考えている年始。このまま何も変わらずに、だらだらと歳だけを取っていくのは避けたい、と思いながら、特に現状を変える努力をしないまま、時間だけが過ぎていく。