上昇気流

細々とひとりごとを呟き続けています。

3連休中日

3連休中日。

朝起きてからメシ食って、今まで部屋の掃除と衣替えをしていた。

この地に引っ越してきて2年半。最初は備え付けの引き出しの中に納めてもまだ余裕があった服の数も、いつの間にか増えていた。去年買った6段の衣装ケースも、下から上まで埋め尽くされた。収まるべき場所のなくなった服を、いくつか捨てた。ごみ袋に詰めるとき、この服を買った場所を思い出した。この服を着ていた時に起こった出来事も、いくつか思い出した。それらの記憶と私をつないでいるのは、この服である。この服を捨ててしまえば、おそらく、その記憶ももう2度と思い出されることはない。少しずつ、思い出は整理されていく。意識の表層へのつながりが断ち切られた記憶は、静かに私の奥底へと沈んでいく。

外はすっかり秋空。昨日までの雨模様もようやく終わりを告げ、秋らしいすっきりした青空が広がっている。黄金色だった田んぼは、コンバインによってだいぶ刈取りが進んでいる。息を吸い込むと、つめたい空気がすう、と入ってくる。長袖が心地よい季節。束の間の季節。

仕事が建物の中に入ってから、想像していた通り季節の移り変わりに目がいかなくなった。どんな花が咲いているのか、今はもう、わからない。寮、電車、職場の繰り返しで1週間のほとんどが過ぎる。触れる情報が少なくなれば、その分感度も鈍っていく。意識的に、広げていくよりほかはない。

今日は天気が良いので午前中洗車をして、昼後輩と飯を食いに行くところまで予定が入っている。午後は古町に買い物にでも行こうか。天気が良いと、気分も心なしか軽くなる。