上昇気流

細々とひとりごとを呟き続けています。

マイルストーン

なんとなく昔と変わったなぁ、というマイルストーンを考えるなら、私の場合には、中学入学、大学入学、渡米、あたりになるのかもしれないな、と思った。

「それ以前とそれ以降で別の人になった」という意味でのマイルストーン。「ものの考え方が変わった」できごと。中学生になった時、新しい環境の中できっと色々なことが変わった。世の中には面白いやつがいっぱいいることがわかって、面白いことがいっぱいあることがわかった。中高の6年間を通して、細かな変化はあったけれど、その段差はたぶん中学生になった時のそれとは比べようもなくて、たぶん大きな太い道の中で細かな車線変更を繰り返していただけのことなのだったと思う。大学に入って、また1つそれは変わった。学業の意味ではおそらく過去の延長線上にあって、そう大きく変わったことはなかったけれど、それ以外の部分、サークルとかで、社会性が大きく変わったのだと思う。世の中との距離感が変わった。一般的には、次に社会人になるときにそれがまた1つ大きく変わるのかもしれないけれど、おそらく、私の場合はそこの移行は大きなものではなかった。学生生活の延長で、スムーズに社会人へと移行できたのだと思うけれど、これも多少マイルドなカスタマイズが加えられながらも大学時代のメンタリティで社会人に移行したのではないかと思う。たぶん、7年目までの社会人生活では、ゆるやかに「社会人らしくなった」というのはもちろんあると思うけれど(そうでなければ困る)、ベースとなる自分は変わっていなかったはずだ。「組織」というものとの付き合い方を覚えた10年余りだったのだと思う。

渡米は確実に私の人生に影響を及ぼした。ライフステージの変化として、国が変わるというのは非常に大きな意味を持つのだと知った。同時に(国籍を問わず)多種多様な人に会うことが出来たこともマインドを大きく変えることとなった。おそらく、今の会社に留まり続ける限り、大きな変化を受けることはなく過ごしていくのではないかと思う。大きな環境の変化に適応したとき、人間は幅がぐっと広がることになる。きっと、次のマイルストーンは、結婚、などといったライフスタイルの変化しかありえないのではないだろうか。今までは、多少なりとも自分の意志を中心に物事が通ることが多かったところ。これからはそうした「理屈や理由だけでは進まない」ことへの対処に直面すると思っていて、そのとき、きっとものの考え方が変わるはずだと思っている。