上昇気流

細々とひとりごとを呟き続けています。

はてなブログでの最初の記事

はてなダイアリーが終了し、はてなブログに移行するというので、ブログのお引越しをしました。

古いはてなダイアリーはこちら。

http://d.hatena.ne.jp/updraft/

13年間の積み重ね

システムのレガシー化が進んだというサービス終了の理由。2005年8月29日に始めた私のダイアリーもこれまでの13年間でこれだけの数字を積み重ねてきたそうです。

日数     2058
投稿数    3961
コメント数  248
ページビュー 457497

人格形成に与えた影響

少なからず、私の人格形成に影響を与えてきたダイアリー。この場を通じて多くの先輩方、友人と交流をしてきた結果が今の生活につながっているのだと思います。当時やっていた人たちは皆、就職、結婚や出産などライフスタイルの変化を機に、FacebookTwitterInstagramなどのSNSの台頭もあり、ひとり、またひとりとダイアリーの更新を止めていったのでした。今はもう、誰も残っていません。

そんな中、私が大学4年間、社会人9年間、今でも更新を続けている理由は、「遡及性」と「匿名性」なのだと思います。

個人的には、検索機能やリンク機能が充実しており、長文もすっきりしていて読みやすいダイアリーは性格に合っており、SNSを始め、日々のコミュニケーション機能がSNSに移った*1後も、細々と更新を続けておりました。はてな「ダイアリー」というサービス名が示している通り、過去の自分のものの考え方、心の動きなんかを、定点的に立ち戻りながら眺めることのできる場、として最適だったのだと思います。SNSは少し、遡及性に乏しい気がします。

また、ダイアリーを始めるにあたって、最初に「自分に対して負であるようであってはいけないし、また、他人に迷惑をかけるようでもいけない」ということを掲げましたが、「SNS疲れ」という言葉も世の中で流行る中、読みたい人が読む、書きたいときに書く、匿名性の担保、誰が見ているかはわからない、という適度な距離感も、私には合っていたのではないかと思っています。社会はSNSに大きく舵を切り、個人がパーソナリティを堂々とさらけ出しながら発信をしていく時代となりました。Facebookが日本に上陸したての頃、こんな世の中になるとは思ってもいませんでしたが*2はてなダイアリーが持つ匿名性、プライバシーに立ち入らない適度な距離感、というのも、この時代にもまだあっても良いものなのだと思っています。

引き続き、細々と続けていく予定です。

最後のコメントからも5年以上が経過し、もはや誰も見ていないような状況下ではありますが、前述した「ダイアリー」としての機能から、おそらく私はまだ更新を続けていくのだと思っています。今は、最低月1回をめどになんとなく更新できればいいかな、という程度ですが、それが今の生活には合っている更新頻度なのだと思います*3。画面に向かって、キーボードを叩きながら頭を整理するという時間、あるいは、昔書いていたことをスクロールしながら眺めるという時間は、私にとって良い作用をもたらしているものだと思っています。この先、またライフスタイルに変化があれば*4また頻度なども変わるのでしょうが、特にマイナスのことがない限り、「やめる」という選択肢にはならないことでしょう。

13年前に立てたルールを引き継ぎながら、適度な距離感で、これからも付き合っていこうと思います。これが、はてなブログとしての1個目の記事。はてなダイアリー、13年間、ありがとうございました。はてなブログ、これから引き続きよろしくお願いします。

*1:おそらく、ほとんどの人がダイアリーの更新を辞めた理由が、コミュニケーション機能がSNSに移ったことだと思っています。当時一緒にダイアリーを使っていた人たちは、おそらく、記録としての機能よりは、コミュニケーションツールとしての機能を重視していたのだと、今になってみれば思います。

*2:この間、機内で2010年の映画「ソーシャルネットワーク」を観たのもちょっと感傷的になる原因かもしれません。

*3:13年間で、2009年6月と、2016年3月だけが、一度も記事を書かずに抜け落ちています。いずれも、理由はわかっていて、更新できるような精神的な余裕がなかった月でした。他人に見せられるだけの整った文章を書けるだけの余裕がなく、結果として一度も更新が出来ませんでした。そういう月もある。

*4:結婚とか