上昇気流

細々とひとりごとを呟き続けています。

日本国制覇

タイトルだけ見るとなんのことかと思いますが、「日本国」という名の山に登ってきました、という話。

日本国

日本国。由来には諸説あるらしいけれど。

昨日谷川岳に紅葉を見に行ってきて、今日も尾瀬あたり行こうかと思ったけどまだ色づいてないっぽかったので、結局山に登りに行くことに。標高 555メートルのお手頃登山。府屋の近くで、新潟のほうから行くと日本海沿いをずーっと走っていくかたちになるので、ドライブコースとしても気持ちが良い。新潟の日本海といえばイチオシの笹川流れも通っていくので。今日は晴れていたのもあって、波が割とおだやかだった。窓全開で快調ドライブ。

日本国は、登りは2時間って書いてあったけど、実際は片道1時間で登れた。今日はよく晴れていて、粟島まで見通せて気持ちがよかった。きのこがたくさん生えていた。秋ですね。今年はクマがたくさん出ているみたいだけれど、幸いにも遭遇しなかった。昨日谷川岳でクマよけの鈴買っとけば良かった。

小俣宿

日本国のふもとの集落がとても良かった。古くは出羽三山の修行者の宿場町であった「小俣宿」というところなのだけれど、古い木造の民家が立ち並んでいて、時が止まったかのような街並みを見せている。外には集落のおじいさんおばあさんが働きに出ていて、川で何かを洗っていたり、道端にシートをひいて何かを干していたり、薪を割っていたりと、農村の生活が息づいている。ふとタイムスリップしたような感覚にとらわれて、なんとなく、四国旅行の最中に立ち寄った吉良川集落を思い出した。

温泉

帰りにいつものことながら温泉寄ることにして、山からほど近い温泉に行ったところ、脱衣所には服を着ている最中のじいさまが1人いるだけ。「貸切だねー(笑)」なんて言われて「今日は天気いいですねー」とかちょっと会話して、さて入ってみると、ホントに誰もいない。貸切状態。20人くらい入れる岩づくりの露天風呂を1人で満喫(笑)。泉質もぬめりがある感じで申し分なく、ちょっとした贅沢だったかな。ついでに、温泉行く途中の道がすげーきれいな川のすぐそばを走っていて、奥入瀬みたいで気持ちよかった。電線を渡っていく猿の群れを見かけた。

まとめ

日本には有名な土地以外にも、綺麗なところっていうのはたくさんある。人がたくさん行くような場所もいいかもしれないけれど(やはり人が集まるところにはそれなりの理由はある)、実はそれに近いけれど惜しい、隠れスポット的な場所もいくらでもある。僕は割とそういうところを1人で歩くのが好きなのだけれど。有名どころも抑えつつ、たまにはこういうところで息抜きも悪くない。

帰りちょっと駐車場にとめて日本海に沈みゆく夕日を見ながら1人たそがれて(笑)、夜の高速を飛ばして帰ってきた。森林浴もしたし、温泉も入ったし、割と充実した休日だったかもしれない。天気のいい日は外に出歩かないと損だね。来月は、紅葉見まくるぞー。