上昇気流

細々とひとりごとを呟き続けています。

可能性

東京に帰ると、ふと虚しさとか寂しさが募るのは何故だろう。

原因はわかっている気もする。

そこにあるものと、そこにないもの。手に入れられるものには、限界がある。東京では、見てみぬふりをしていた「可能性」が、垣間見えてしまうから。手に入れられない可能性の存在がひそかに存在感を増し、軽く心を締めつける。

きっと、そこに対して素直になれないだけなんだ。認めたくない、だけ。

ちょっと夜の闇に負けそうになった夜の乗り換え駅、大宮。新潟より明るいはずなのにね。その明るさが、胸を刺す。