上昇気流

細々とひとりごとを呟き続けています。

オリジナル

駄目だ、全部二番煎じになってしまう。

とてつもなくオリジナルなことっていうのは世の中のどっかに転がっているんだろうか。何をするにしてもその道に誰か必ず自分より上の人の存在があるような気がする。本当にオリジナルなこと。絶対に世界で俺しかやってねぇ!!ってことを成し遂げることって相当難しいんではないのか。自分がそう思ってやったとしても、身近なところではそれはいないかもしれないけれど、きっと世界を見渡したら絶対誰かはやってるんじゃないの?っていう疑念は晴れない。現時点で世界には60億人もの人間がいるわけだし、それが西暦だけでも2000年もの歴史を積み重ねてきているわけだからね。自分だけだと自負していても、それは井の中の蛙な訳で、ということも大いにありうる。そんな蛙さんが世界に何人いるかもしれないけれども(笑)。

自分が今やっていることだって、結局は過去に得た経験を組み合わせてやっているわけで、新しいものをそこから創造することは難しい。突拍子もない独創性がないと駄目なんじゃないだろうか、とふと思ってしまう。それでもなお、新しいことが日々創造されて確実に世界が様相を変えていくっていうのは、やっぱりそれが可能だからなんだろうなぁ。

オリジナル。自分自身どこかにオリジナルがあるかといわれればわからない。なんとなく、今までの経験の総体がパッチワークみたいにつなぎあわされているような気がしてならない。その中で何かしようとしても、必ず上の人の姿がちらつく。既にその道を開拓している人が。やっぱり真似事から入るのが上達の近道ではあるのだけれど、それではやはり真似事に過ぎない。真似事のつぎはぎではどれかホンモノが無いと拠り所もなくしてしまうんじゃないの、なんて思ったりもする。結局はその過去の総体のどこかに操られてるんじゃないかって。どこかで飛躍できればよいんだろうけれどもね。飛躍。

…そんなことをふと思ったりもする。多分、また考えすぎなんだけどね。一晩寝て明日の朝になればまた忘れているような気もするけど(笑)。こうやって考えること自体、またもっと上手く巧みに言葉を操ってしっかり考えることが出来た人が過去にいたんじゃないかと…