上昇気流

細々とひとりごとを呟き続けています。

ブログ消す消さないの話

先日書こうと思ってたけどスペースの都合上書かなかった話。こないだの卒業へ向けてその2の中の一項目だけれど、独立して書くだけの価値があると思ったもので。

僕はブログを書くときに、ちょっと懸念というか留意というか、している部分がいくつかあって、それは多分以下のようなものだと思われます。

プライバシー的な問題

個人的にネット上におけるプライバシーっていうのは結構気を使うべきだと思っていて、このブログには見知らぬ誰かに個人が特定出来るような情報は載せていないつもりです。僕のことを知っている誰かなら、ある程度の部分で特定できるとは思うけれど。今の時代、グーグルなりテクノラティなり、キーワード検索をすれば簡単に辿りつけてしまうので、固有名詞には特に気を使っています。例えば、

  • 個人名は書いていない。他人も含めて。脳内メーカーのときも画像処理して消した。あだ名レベルまでは書くけれど。あだ名に関しても、極力HNを使うようにはしている。
  • 個人情報もあんまり書いていない。身長体重とかはあんまりそうでもないけど(特に知られて困るようなプライベートな情報ではない。疾病歴ならともかく、身長体重は悪用される可能性はゼロに等しい。)、メルアドとか電話番号とかは絶対載せない。ただ、誕生日に関しては、書く頻度は少なくしているものの、ごくまれに書いてしまっているので、わかる場合にはわかってしまう。血液型も、多分。この辺は若干怖い。その観点だけでいえば、占いの結果を載せるのは結構危ない気がする。バトンも。色々プライベートな情報を書かせたりすることもある。プライベート性の高い情報に関しては、適宜判断して、うまいことぼかすようにしている(だからバトンもぼけた表現が多くなる)。多分そういうフィルターが常に僕のアウトプットにはかかっているはずなのだ。写真の扱い方も難しい。顔写真とかは絶対載せない。あんま写真載せないから大丈夫だけど(むしろ、このせいで写真をあんま載せない)、載せるときはその辺色々留意している。
  • 地元駅の固有名詞は書いていない。「地元駅」っていう表現をしているはず。天気とかから、多分東京在住くらいまではわかると思うけれど。もしかしたらどの路線沿いに住んでるのかくらいまではわかるかもしれない。けれど、それはわかる人にはわかる、レベルの話で。
  • 所属大学の固有名詞は書いていない。学科名と学園祭の記事は書いてしまったことがあるから、そこから特定できるっちゃできるけれど。けれど、これもそんなに頻発させてはいないはず。実際、うちの大学生のブログを収集したアンテナがあるけれど(こういうのやるの、個人的にはやめてほしいけれど、仕方のないことなのかもしれない)、そこには載っていない。ここにリンク張ってある人たちのブログは結構載っているのけれど。
  • サークルの固有名詞もほとんど書いていない。何回かは書いているけれど、おそらく多分「サークル」とか「サンセ」とか*1ソフバ」とか「バレー」とかっていう表記をしているはず。ただ、サークル関連のことは結構書いているので、ここで特定できようと思えば特定できるかもしれない。ある程度具体的に書かなければならないことはあるからなぁ。大会名とか。
  • 就職活動中の個別具体的な話、内定先の固有名詞は書いていない。というか、内定先に関してはほとんど書いていない、はず。理由は次節で後述する。

こういうプライベートな固有名詞が絡む日記っていうのは、極力ぼかすような書き方をするけれど、それでも結構具体的な内容を書くことになってしまったりだとか他人のプライベートを侵害してしまいそうな内容に触れなければならないときとかは、そもそもその日記自体書かないことにしてしまいます。だから、このブログに書く内容っていうのは、あんまり身の回りのことを書かないか、ぼかした書き方になるか、のどちらかになってしまうのですけれども…。どうしてもこういうことを留意する場合、抽象的な記事ばかりになってしまう。

書いちゃいけないことを書く可能性

上のプライバシーについてうんぬん、にも少し関連することなのですが。

よく、守秘義務のあることをぺらぺらと書いてしまったり、問題行為をしていたことが発覚して炎上したり、ということがある。それは若干気になっているところです。

弱っているときとか、つい何かをふっと書いてしまう可能性だってあるわけじゃないですか。いくら自分のフィルターに自信があったとしても、感情には、理性で制御できない部分が確実にある。正常な判断が出来ないことっていうのは絶対にあります(厄介なのは、そういうときには得てして自分自身がそういう状態に陥っていることにさえ気がついていないのですけれども)。

それを避けるためにも、問題がありそうな部分に関しては、もうそのカテゴリ自体に触れないようにしている。例えば内定先に関しては何も書いていないけれど、それってこういう理由なわけです。何か問題があることを書いてしまう可能性自体を排除する方向に向かおう、と。一切触れないカテゴリを作る、以外にも、例えば、感情的になっていてこれは正常な判断が出来そうにないな、と感じたときは、もう文章を書く作業を一切しないようにして、その可能性自体を消してしまうこともあります。その日やったことで色々書きたいこともあるけれど、そういうことを色々と考えた結果、その日もうそのことについては一切触れない、っていうことはありますね。

コメント欄の存在

さらにプライベート性について少し関連するけれど、コメント欄に誰かが書き込んだコメントにそうしたプライベート性を顕わにしてしまうような内容が含まれている可能性もあるわけで。

これはね、ちょっと自分自身ではどうしようも出来ないところはあるのですよね。名前、地元駅、個人情報とか、自分で書かなくても他人が書いてしまうことは有り得る。この可能性も排除するためには、上みたいにそういうコメントがつけられる可能性のある日記も書かない、っていう方向に行くことになるのだろうけれど、さすがにそれはやりすぎだなぁ、と思うので、あまり気にしないことにしています。

それでも、ある程度の範囲で、意識することはあるけれど。そういうコメントが出てこないような文章の書き方をしたりね(焦点をずらしたり、誘導的にしたりしていることもあるかもしれない)。人のコメント欄に自分自身が書き込む際も、気をつけられる限りは気をつけるようにしているけれど、こればっかりはどうしようもないんだよなぁ…。人が何を気にしているかなんて、わからないものだし。

立ち位置的なものとして

また、別の懸念として、誰に見られているかわからない、というものもあります。

もちろん、ネットにこうして何の制限もかけない形で公開している以上はそれなりの覚悟をもってそうしているつもりではあるので、別に誰かに見つかりたくない、とかそういうわけではないです。その点でいえばサークルのHPにはリンクがついているし(パスワードかかったメンバーページのところではあるけれど)、その日に大会でもあれば、テクノラティのブログサーチででも日付と適当なキーワードを入れてやればすぐにここに辿りつけることでしょう。そういうことをしている人がどのくらいいるのか知らないけれど、サークル関連ではないけれど実際そうやって見つかったこともあるし。リンクを辿ってくる可能性だっていくらでもある。不特定多数の人に見られていることは仕方のないことだし、実際誰がここを見ているのかは僕にはわからない。多分僕が認識していない人もたくさんここを見ていることでしょう。コメントつけてないけどReadOnlyな人っていうのは多分結構いるはずなのだ。そういう意味である程度の怖さはあるけれど(若干気持ちが悪い部分はある)、けれどもこうしてこういう場で書いている以上は、それは仕方のないことである。それが嫌なのだったら、こういうところで書くなということだ。プライベートモードにでもしていればいい。そこは割り切って書くようにしているし、別に自分の知らないところで誰かに見られていることを忌避するわけではない(それでもやっぱりちょっとだけいやだけど笑)。

けれども、僕のことを知らない人たちにそれが悪用されるような事態になってはいけないと思う。世の中、善意ばかりで出来ているわけではないのだ。最近ブログの炎上も結構話題になるけれど、ああいう事態は避けたい。そうなったときに何か問題が起こらないようにするために、結局色々不適切だと判断した内容は極力載せないようにしている、ということですね。上に述べてきたような、個人を特定できるような情報とか。リスクは減らすに越したことはない。

その上でここのあり方

これらを踏まえた上で、就職した後は、こういうのをイチイチ考えるのが面倒になってくるわけです、きっと。いつどこでどういう情報をうっかり書いてしまうかわからないわけで、その中に、上に述べたような問題が紛れ込んでしまう可能性があるわけです。そしたら、それまでの情報全てにも文脈付けがされてしまうわけですよ。悪いことに(これが良い面でもあるのだけれど)、インターネット上にあげられた文章は過去ログもしっかりと残っている。そうやって全ての情報がつながって、思わぬところで問題が発生することもありえる。過去と未来がつながったときには、その時には思ってもいなかったような問題が生まれることもある。

就職した後っていうのは、この今まで書かないようにしてきた「内定先」に関することが生活のかなりの部分を占めるようになる訳でしょ。必然的にそれらについて書きたくなることもあろう。よりプライバシー性の高い情報が、生活のかなりの範囲で扱われることになる。一大学生が1日にすることなんてたかが知れている。それと社会人のそれとは違うわけですよね。そうしたときに、そういう記事を書かない、っていう制限だけだと、ついうっかり色々なことを書いてしまう可能性が否定できないわけですよ。そうしたときに、だったら、いっそのこと書く場自体をなくしてしまえば、その可能性はなくなる、と。記事を書かないという選択肢はあるけれど、それ以上に、記事を書く場すらなくしてしまえば、よりリスクは減る。そういう意味で、ブログ自体を休止してしまおうかしら、と思っていたわけなんです。あるいは、プライベートモードにするとか、メンバーがわかっていて閲覧制限が出来るSNSに移行するとかね。リスクをもっともっと減らしたいのならば、そういうことをしたほうが確実にリスクは減る。

けれども、これまで自分が取ってきたスタンスっていうのはあまり変えたくないし、これまでの自分を否定することはしたくない。それに、ここだからこそ出来ることっていうのも結構たくさんあるはず。こないだ書いたSNStwitterとの比較とかもあるし。コメント欄とかの他者要素はどうしようもないけれど、少なくとも自分自身のところに関しては、「この4年間で、ある程度のこの辺のリテラシー的なことは身に染み込ませたはずなので、多分うまいこと運用できるだろう」ということを、どれだけ信用できるか否かにかかっているのだ。感情によって色々左右されることもあるかもしれないけれど、そこのところ、最後まで理性の牙城が突き崩されないと信用できるならば、そうそう間違ったことを書かない。そういう意味で、まぁ、ここのところは頑張ってやってみてもよいのではないかな、と思ったわけなのです。

そして、最初にこのブログを始めるにあたって書いた、重荷にならないということもそう。立ち行かなくなったら、そのとき休止すればいいだけの話なのだ。いつぞやのときみたいにね(笑)。何か問題があったときには遠慮なく休止するぜ、っていうワイルドカードを常に懐にしのばせながら存続させる。

そういうわけで、卒業後も、何らかの形でこのブログはとりあえず存続させる方向に固まりつつあります。多少デザインとかは変えるかもしれないし、変えないかもしれないけれど。あと、こういう風にした結果更新頻度が減るかもしれないし、あるいは就職先についても、ある程度ぼかした形で、という留保はつくけれど、今よりも書くようになるのかもしれない。それはその時になってみないとわからない。状況による。

まとまらないなー

なんか雑多にごちゃごちゃ並べただけでうまくまとまってないけど(非常に読みにくい)、要約するならば、自分の中にはブログを書くときに色々留意しているフィルターがあって、それを上手く扱えない可能性があるからブログを消そうか迷っていたのだけれど、結局このまま存続させます、ということで(笑)。それだけのことについてこんなにぐだぐだ考えるなっつうの。バカ。

*1:あだなレベルだよね??