上昇気流

細々とひとりごとを呟き続けています。

最後の合宿

最後の合宿くらい何か書こう。

学生生活最後のサークルの合宿が終わりました。

今回の合宿は、ある種の「結実」を感じた合宿だったように思います。

今回の合宿では、終わった後の感想として、1つとても印象的なことがあります。これまでの合宿では、割とバレー以外のことについての感想を述べることが多かったのだけれど(バレーは「やって当たり前」だからね笑)、今回は、何か、純粋に、バレー自体がとても楽しかった合宿だったように感じる。ホントに、すげぇ楽しかった。

個人的なことになってしまうけれど、おそらく、自分のプレーが出来たというのが、とても大きい。これまで4年間、色々な技術を身につけようとして毎回練習に臨んできたわけだけれども、そうした練習の積み重ねが、僕の中ではこの合宿で結実したような印象がありました。インナースパイク、ストレートスパイク、ナックルサーブ、バックアタック、クイック、片手奥フェイント、サーブカット…その他大勢、数え切れないくらい、というか、全てのプレーが。これまで4年間、毎回の練習でそれら1つ1つについて、ああでもない、こうでもない、と、試行錯誤しながら積み上げてきたものが、この4日間に結実していたような感じがして。課題意識を持っていたプレーの1つ1つに、自分の納得の行く形でのフォーム、コース、タイミングで決まったものがそれぞれ確実に1つは思い出せる。それが本当に良かった。ブロックの脇をかすめてクロスの下に叩きつけながら、ボールの下に入りすぎてしまって全然叩きつけるスパイクが出来なかった1,2年の頃を思い出したりしていて。今回の合宿では手のひら全体でしっかりミートし、手首で下に叩きつけるスパイクが結構打てた印象があるのだけれど、昔は、それが全然出来なかったのだ。スパイク打つときの音すら全然出なかったのだ。けれども、そうした4年間の積み重ねがあるからこそ、この合宿でのプレーがある。そうして1つ1つ積み上げてきた過去の光景が、どのプレーを取っても思い出される。特に、2日目の夜練でレフトから打ったインナークロスとかは、最近全然打ててなかったのもあって、個人的には泣きたいくらい嬉しかった(顔にはあんま出さなかったけど笑)。

まぁ、そういうとさも完璧だったように聞こえるけど、もちろん、相変わらず外すことも多かったんだけどね(笑)。まだまだな部分もたくさんありました(笑)。ブロックとかね。それでも、今回の合宿は、全体的に割と調子が良くて。特に2日目の夜練や3日目のサンセ杯で自分のプレーが出来ることが多くて、それが本当に楽しかった。あれだけ叩きつけるスパイクが打てたり、ネットから離れたトスでも恐れず相手コートに打ち込めたのは初めてだったのかもしれない。ツースパイクも割と打てた感じがあるし。これまでは運営とか色々他に考えなければならないことがたくさんあったけれど、そういうことがなかったというのもあるのかもしれない。

そして、今回バレーが楽しかった印象が強かった理由として、もう1つ。自分自身についてそうやって4年間積み上げてきたものが結実したのと同時に、サークルとしても、これまでの間に積み上げられてきたものが結実していたのかな、ということが挙げられると思います。都大会の結果がそれを表しているのかもしれないけれど、サークル自体の実力は、僕が主将をしていた頃よりも確実に上がっていることでしょう。練習の合間合間にメンズをやったりしたけれど、あのメンズも、とてもレベルの高い試合が出来て楽しかった。ここに至るまでには、サークルを設立した人たちの思いに始まり、代を重ねてサークル運営に連綿と携わってきた人たちの力が合わさって、今の状態にまで到達したのだと思います。N村も言ってたけど、今回のサンセ杯が一番キツかった。サークル全体の力が上がっていて、とても高いレベルの中で練習、試合が出来て。とても楽しい試合が出来た。こちらも、個人的には結構感慨深いものがありました。

今回の合宿には4年生から1年生までが全ていて、それぞれがそれぞれなりのプレーや働きをして、全体として1つのサークルとして活動していて。4日間の中でも、次代の育成が行われ、技術の継承が行われ。そうしたサークルとしての軌跡的なものとしても、僕が見てきた4年間という中だけでも、ある種の結実を見たような気がしました。もちろん1点目の個人的なプレー同様、サークルの運営としても、ここで終わりではなくまだまだ先があるものだけれど、過去の光景が反映されたものとしての「今」があるのだなと、感慨深いものがありました。

お陰さまで4年目、最後の合宿にして初のMVPを受賞するというおまけもつき、嬉しかったです。これまでサンセ杯では、そういう賞状系には1年の新人戦以来全く縁がなかったのだけれど、最後の最後で戴くことが出来ました。MVPは印象投票だけれど、成績自体もそこまで悪くはなくて、これまで毎回、成績はKCと共に中の下くらいを彷徨っていたのだけれど、初めて結果が残せたような気がする(そしてKCも)。最初から6連勝したときにはどうしようかと思ったけれど(笑)、後半負けが増えてきたのは心残りだった。疲れてジャンプ力が落ちたのもあるけれど(明らかにフカす球が増えた)、守りに入っちゃダメですね。勢いに乗って攻め続けないと。上位争いが出来て、試合に緊張感をもって臨むことが出来て楽しかった。この成績は試合で組んだ人たちのお陰だったと今でも思っています。本当にありがとうございました。

あー、ここまで書いて思い出したけど、春合宿って、毎年イベントは飲み会くらいで結構バレーばっかやってる合宿だったね(笑)。そりゃ、バレーの印象が強いのも当然だ…(笑)。

という冗談は置いておいて(笑)。

最後の最後、皆さんのお陰で本当に楽しい合宿になったと思います。運営面はもちろんのこと、プレーも、プレー以外の時間も、周りにいた全ての人たちのお陰で楽しく過ごせたのは間違いない。年寄りがでしゃばりすぎた部分もあったかもしれないし、色々と思うこともありましたが、本当に充実した4日間でした。2期がほとんどいなかったのは少し寂しかったけれど、Jさんともソフバできて本当に楽しかった。今回の合宿では1日1日の練習を、これが最後なんだと噛み締めながらプレーしていたのだけれど、これで、自分の大学生活を担ってきたサークル活動に一区切りがついたんだな、っていう感じがします。プレー面は、今回の合宿で1つの区切りがついたね。

まだまだ書き足りない部分(書けていない部分)はありますが、とりあえず結構時間がかかってしまったのでこの辺で。最後になりましたが、今回一緒にバレーした皆様、そして運営してくれた執行部の方々、本当にありがとうございました。今後とも、益々の繁栄を祈っています!