上昇気流

細々とひとりごとを呟き続けています。

ひとりごと2

アメリカのアーネスト大統領報道官のインタビュー

 −容赦ない質問に何度でも答える意義は。
 大統領が報道官を任命し、公の場で1時間でも1時間半でも記者の質問に答えさせるのは、自らの政策を説明する上で最良のやり方だからだ。政策は吟味、批判され、疑問が投げ掛けられる。そうした議論こそ民主主義には重要で、記者会見室では日々、「民主主義の小宇宙」が体現されている。
 −トランプ氏はメディアの批判にすぐ怒る。
 もし私が記者との議論に勝つ意気込みで会見に臨めば、常に負ける。勝敗はメディア側が決めるものだからだ。重要なのは彼らとの勝敗ではなく、メディアが読者に大統領の政策を分かりやすく説明できるよう助けること、と心掛けている。
 −自分の発言がゆがめられていると思うか?
 ホワイトハウスを訪れる記者のほとんどは、政府の立場や大統領の考えを説明するために、ジャーナリストとして最善を尽くすことに責任を持っている。記者の仕事は大統領をたたえることではない。彼らの役割は、大統領が自ら約束したことや行っていることに責任を負わせることだ。
(ワシントン時事 2016/12/23-14:47)

太字にした部分。社会に対する一般的な対応の仕方にこれは言えると思っている。勝敗を決めるのは結局どちら側が握っているか、ということを意識しないと、立場が危うくなる。時々、勝ち負けばかりを大事だと思っている人がいるけれど、そうじゃないんだ、ということも大事だということを見失わないようにしたい。