上昇気流

細々とひとりごとを呟き続けています。

トレードオフ

昨日会社の後輩と卓球をしにいったのだけれど、やはり大学4年間やっていた人との間には歴然とした差があって、大学4年間卓球やってたらなぁ、とふと思ったのでした。

でも、その選択を取らなかった代わりに当時の私は当時所属していたサークルに入るという選択をしたわけで、その選択が私の今の人格形成に限りなくプラスの影響を与えたことは間違いがない。おそらく4年前に体育会の卓球部に入っていたらそれはそれでそういう成長の仕方をしたのだろうけれど、なんかあんまりその先に見えるであろう未来と今の自分の現状を比較したときに、たぶん今の方が確実にいい方向にいるんだろうな、という気はしている。もっと卓球上手かったらそれはそれで人生楽しいだろうな、とも思うけれど、そうじゃない部分で得たものは限りなく大きかったのだ。そういう意味でのトレードオフ

今この地でこの仕事をしていることに対してもそれは言えるわけで、もし東京で就職していたら、別の仕事をしていたら、なんて思うこともある。もし東京にいたら当初夢に描いていた通り今頃にはもう結婚していたのかもしれないし、高校とか大学の友達とももっともっと交流できていたのかな、とも思う。過去に私がしてきた選択のいくつかは、今と違う環境に置かれていたら違う結果になっていたであろうものも中にはもちろんある。けれど、その代わりにこっちにいるからこそ当然出来たことっていうのもあるわけで、たぶんこっちにいなかったらスノーボードとか温泉なんて全然行ってなかったと思うし、酒とかラーメンとかその他美味しいものにもこんなに出会えなかったと思うし、もしかしたら同期とか先輩ともこんなに仲良くなっていなかったかもしれない。特にこっちでよく一緒に遊ぶ2人の同期がいるのだけれど、彼らがいたからこそ色々な遊びも覚えたし服だってだいぶ選んで買うようになった。これだってトレードオフなのだ。

どっちも人間としての丸みを出してくれた、というか、遊びの部分を覚えた、というか、人間としての豊かな部分を身につけられた、というか、そういう感じの捉え方なのだけれど。いずれにせよ、自分がこっちの選択肢を採ったことによって今の自分がいい方向にいる部分、というのはきっとかなり多い。そのおかげで失ったもの、というのもあるのかもしれないけれど、失うことにばかり目を向けていないで、手に入れたものも大切にしてやるべきなのかもしれない。それと同時に、環境のせいにして手に入らないことばかりを嘆いていないで、逆に今の環境だからこそ手に入れられるものを貪欲に手に入れにいくべきなのだ。

今だって、なんかこう思い通りにならないなぁ、と思うことも多い。けれども、そういう経験を今していることによってきっと将来的に何か得ることが出来るものというのもきっとあるのだ。そう信じてやっていくのがきっと一番いい心の持ちようなんでしょうね。おそらく。