上昇気流

細々とひとりごとを呟き続けています。

先輩面

自分はまだ何もできない、何も知らないガキなのに、ちょっと先輩風吹かせて後輩にいきがってアドバイスしてしまうことがあるのだけれど、そういうのを、先輩方はどう思って見ているんだろうなぁ、ということを時々ふと考えて酷く恥ずかしくて死にそうになる。

まだたかだか4年くらいしか社会人もしていないし、まして何の経験もないというのに、何を偉そうに言えるんだろうか。まだ修羅場もくぐってない若造が偉そうに講釈ぶってるところを見て上の人はホント何思うんだろうね。飲み会とかでやってしまうことがあるんだけど、ホント寮帰ってきてから自分のこと消したくなる。もっとも、これは別に後輩相手に限ったことじゃないけど。先輩とか誰に対してもそんな風な口聞いてんだろうなぁ。知ったような口聞くことが最近増えた気がする。変に年数重ねると良くない。一見するとそれは経験に基づく自信の表れのようにも見えるけれど、もっと深い経験をした人にすればそんなのぺらっとめくればまだまだ浅さの見える上っ面に過ぎないと思うんだよね。そういう人たちには到底敵わないし。

もっともこれって今に限った話ではなくて、高校時代、大学時代もずっとそうだった。確かに、教える相手より自分の方が少しでも経験が上の場合、一応それなりの物言いは出来ないことはない。そうしなければならない立場におかれれば、それはそれなりのことを腹を括ってやるしかない。高校の先生は「自分のことなんて棚に上げないと、教えられるのなんてやってられない」って言っていた。けれども、それよりも経験を重ねた人っていうのは必ずいるわけで。だから、今の(その時点の)自分の意見っていうのはあくまで一時的なもの、現時点でのものであり、それが最終形ではなく絶対ではないということを自覚しておくべきなのだよね。それを、あたかもそれを自分が会得しきったように偉そうに語ろうとするから問題になるのである。そうやって表向きだけうまいこと仕立てあげていたつもりでも、結局「ホンモノ」が目の前に現れた時、砂上の楼閣は一気に崩れ去る。

小せぇなぁ、自分…。