上昇気流

細々とひとりごとを呟き続けています。

朝の焦燥感

最近、朝起きた瞬間の気分が1日のうちで一番悪い。焦燥感が一気に押し寄せてくる。

1日がいったん動き出してしまえば、次に、やることが目の前に見えてきて、それをこなしていくうちに流れが出来る。起きて、まず1つのことに手を付ければ、そこから次にやること、そのためにやること、と、流れが出来て、それに乗っかっていれば1日が形作られていく。朝食を食べる、着替える、仕事に行く。具体的な「To Do」が目の前に現れ、それをこなしていくことで1日を進めていくことが出来る。朝起きたこと、昼起きたこと、その日起こった出来事が次の出来事を作り、その繰り返しで、その日の行動や気分が形作られていく。いったん動きだしてしまえば、あとは、その流れに乗っかっていくだけなのだ。

ところが、朝目が覚めた瞬間というのは、まっさらな白紙の1日が目の前に横たわっている。そんな中、目が覚めた瞬間から、今自分が置かれている状況、期待、そういうものに対する意識が頭の中でまず起動する。起き抜けの頭が次第に覚醒してくるにつれ、それらの抽象的なものがじわじわと形を顕にし、のしかかってくる。具体的な行動に頭が満たされる前に、まず、そういった抽象的な課題が染み出るように意識を覆い尽くしていく。抽象的なものというのは対処に困る。具体的なものは、ただひたすら体を動かすことで、片づけていくことが出来る。けれども、抽象的なものは、常に頭のどこかに巣食っているものであり、自らに対する弱さのせいもあって、なかなか退治することが出来ない。焦燥感の元凶となっている部分。これを退治すればそれは収まるのだろうけれど、性格的におそらくそれは無理な話だ。だとすると、うまく付き合っていくしかない。中途半端に大雑把なB型の性格に助けられている部分はある、と思う。血液型が性格に影響を与えている、という説を信じるならば。その方法を常に考えながら、騙し騙しうまいことやっている、というのが現状。たぶん。

こういうことを書くと、おおよそ病とかと結びつけて考える人もいると思う。実際、そういう「症状」と定義されるのだろうし、程度の問題によってはそう判断されることもあるのだろう。自分なりに、それなりに色々なことを調べてみたりもしたけれど、たぶんまだ全然正常の範囲内だ、と思う。さしあたり生活に影響が出ているわけでもないし、自分では、「性質的なもの」の範疇にあると思っている。そもそもそこの境界がどこにあるのかはわからないし、定義の問題なのだろうから。生活に支障をきたすようになってきたら、またそれはそのとき考える。そのときは本当にヤバいと思うけど(笑)。個人的にはこの「性質」で得をしていることもあるとは思っていて、少なからず多少はこの性質によって健全な方向へと導かれていることもあると思うのだけれど。やはり、程度の問題であって。結局は最適な程度に落ち着かせるのが一番で、そのためにも色々な試みをしてきた。変えようとして変わった部分もあるし、変えようとしてもまだ変えられていない部分もあるのだと思う。まだまだ最適に至ったとは思ってもいないので、最適を目指しての修練はおそらくこれからも続けていく。

結局、さっさとカーテン開けて、飛び起きて朝食を食いに行けばいいだけの話なのだけれどね。そうしたら、いつも通りの1日が始まるのだから。