上昇気流

細々とひとりごとを呟き続けています。

年度末総括

本日、年度末です。

去年は「箱庭の中でただひたすら歩き回っていただけ」という総括で締めくくりましたが、今年もおおよそ同じようなことが言えると思います。ただ、箱庭の中の歩き方が、変わった。前は何もわからず、とりあえずめくらめっぽうに歩いていただけだったけれど、今年度に限って言えば、ある程度、「歩き方」がわかったうえでの箱庭歩きだったような気がする。1年目は、とにかく目の前のことをこなすので目いっぱいだったし、自分が何をしているかさえ分からない状態だったけれど、今年は、前年という比較対象がある。ある程度、どう動けばどうなる、というのが分かったうえで、自らの身の振りを考えていたのだと思います。ある程度。

仕事面

スキル面で言えば、去年と全く一緒。垂直方向の積み重ねはなく、水平方向の積み重ねばかりしてきた。将来の仕事には、直接的にはつながらない。相変わらず、一般的に見た市場価値はゼロのまま、歳だけを重ねていっている状態(笑)。むしろマイナスじゃん(笑)。

一方で、会社内のマインド、というか、こういう考え方をするのだな、とか、こういうところでつながっているのだな、という点に関して言えば、だいぶ、蓄積が増えてきた。おそらく、会社としてはここを養うための期間として、今を設けている。会社内のいろいろな部署が、それぞれどんな考え方を持って動いているのか、中の人はどんな人なのか、とか、そういうあたり。到底まだまだ細かいところまでは全然つかめないけれど、でも、おぼろげながらにどんな感じか、というのが見えつつある。それがわかればいいんだと思うんだけど。ここに関して言えば、逆に染まってきている部分があるのも事実かもしれない。会社内のマインドでしか見えてないことがあると思う。こういうところ、常に客観視できる視点、一歩引いて、それっておかしいんじゃねえの、って言えるようになっておく必要もあると思う。

個人的なことを言えば、良くも悪くも、「2年目がそのまま出た感じがする」。良くも悪くも「手の抜きどころを覚えた」。どこで力抜いて、どこを押さえておけばいいか、っていうところがだんだんわかってきた半面、ちょっと手を抜きすぎてんじゃないか、サボってんじゃないか、と思うところもある。っていうかサボってる。学校にせよ部活にせよ何にせよ、2年目は中だるみの時期になるけれど、例外に漏れず自身の2年目もそうなのかもしれない。こうしている間にも、どんどん差はついている。

職場変わってすぐのころはやっぱり結構落ち着かない日々だったし、新しい環境に慣れるということはそれなりにストレスを伴うものだなと思ったけれども、今はだいぶ落ち着いてきたようだ。次第にそうした変化にも慣れっこになってくるのかもしれないけれども、そうやって積み重ねの上に幅は広がってくるものである。おそらく。

私生活面

これも、良くも悪くも、「2年目がそのまま出た」ような気がする。やはり、車を買ったのが大きかった。大きな買い物だったけれども、行動範囲が段違いに広がった。休日ちょっとふらっとその辺に出かけられるし、ボードもホント気軽に行けるようになった。こちらで生活する以上、必需品なのだな、と思う。特に、私のような人間には。

そして、それと同時に、お金が段違いに減るようになった(笑)。1年目は貯金を目標にして節制生活を続けた結果、それなりの金額は貯めることが出来たけれども、2年目はトータルで見て車の分を差し引いても上積みが全くされなかった。貯金という概念が吹っ飛んで、冬期間に至っては毎月何万単位の赤字のオンパレードだった。あれだけ遊び歩いていれば当然である。もちろん、遊びに使った金額もそうだけれども、買い物でも結構な額を使った。1年目はとりあえず様子見、みたいな感じで、そうそうモノを増やさずにいたけれど、2年目になって、貯金もある程度の額になったところで、生活の幅がまだ入社時と変わっていないことに気がついて、そこの改善に踏み切った。身の回りを見渡して、足りないものを次から次へと買い足していった。やはり、足が出来たのもそうだし、ある程度貯金が出来たのもそうだけれども、結局2年目になって、「そうしなければならない時期」が来たんだと思う。ステージの更新、というか。

人間関係でも、2年目の飛躍は大きかったのかもしれない。2年目の新しい職場でまた知り合いがたくさん増えたのもそうだけれども、1年目で培った人間関係を継続して発展させることも出来た。去年はおっかなびっくりだった感じだったけれど、2年目となるとだいぶ自由度は広がったように思う。人との付き合い方、というか、距離感みたいなのがだんだんとつかめてきたように思える。さらに、ちょっとだけれども、会社外に人間関係を広げることが出来たのも大きい。これも1年目では余裕がなくて、2年目である程度余裕が出来たからこそのことなのだろうけれども。これも、3年目に向けて継続していきたいところ。

総括

結局、1年目と同じことをしているけれど、2年目の余裕があるおかげで、随分と自分のコントロールの範疇に収まってきたような気がします。予見可能性、というか。この予見可能性があるかないかが、安定度合いに大きな影響を与える。

入社前に部活のOBから聞いた話で、「アウトプットのプレッシャーがないとインプットもされない」「20代は吸収、30代はそれを自分の色で表していく時期」「遊びとのバランスが大事」っていう言葉があったのを今でも覚えているのだけれど、本当にその通りだと思います。若干遊び寄りに触れすぎている気もするけれど(笑)。ただ、それがあるからこそ、中庸に近づくことが出来る。端っこがどこにあるかを知って初めて、真ん中がどの位置にあるかはわかる。現時点でそれなりに自分の反省点も見えているし、自分の立ち位置みたいなものも見えてきているので、それを踏まえたうえで、着実に3年目を進めていきたいと思います。結実の3年目。今年は、どちらの面でも、少しは形として成果につなげられるといいね。てか、もうちょっとマジメに仕事しろよ(笑)。

そろそろ、箱庭の様子もわかってきたことだし、垂直方向に歩みを進めるべきときなのかな。機会だけは、逃さないように。