上昇気流

細々とひとりごとを呟き続けています。

車買いました。

というわけで、車買いました。

スズキのスイフトXGエアロ、MTで。色はパールホワイト。中古車を買う、とか、他の車を買う、とか、自分の貯金と今後の人生設計と相談しながら色々な選択肢を考えたけれど(笑)、結局最後には自分の一番乗りたい車を選んでしまった。実用性で考えたら、ヴィッツとかフィットのCVT買うのが燃費もいいし車内広いしリセール高いし間違いない。でも、ずっと乗る車だし、納得するものを選んだほうが良かったんだと思う。結局一番根本においたのが、「今しか出来ないことをすること」。結婚したらMTで狭い車なんてまず選択肢に入らなくなるもの(笑)。その分、選択肢の中でも一番高い金額になってしまったけれど。けれど、お金で持ってるのも大事かもしれないけれど、金では買えない経験をするのも大事だと思うんだ(モノより思い出、ってキャッチフレーズのCMがあったけど、あれホントよく考えられたフレーズなんだね)。乗りつぶす予定で買った。リセールは考えていない。

車買うのって、すっごく勉強になるね。忘れないうちに色々書いとこうと思います。

買う時の流れ

結局ディーラーを計5つ回ったのかな。スズキでは3つ見たけれど、一番感じのよさそうなところで決めてきた。計3回の商談でオプション含めてトータルで24万ちょっと引いてくれた時点で即決。目標予算はほんのちょっとだけオーバーしてしまったけれど、まぁ許容範囲。予算が許す範囲で、現時点で自分が納得する最大限のレベルのものが手に入ったのだから良しとしよう。見積書を見ると、あれ、あとはどこから引くんだ??ってくらいになってるんで、相当頑張ってもらったんだと思います。ナビとかETCとか、結構欲しいものは全部ごてごてつけてしまった…。

流れとしては、僕の場合は最初にまずは試乗とホントに基本装備だけ付けた見積もりをとってもらい、2回目の商談で若干買う意思を示しつつ具体的な値段とかを提示してもらって、3回目で最終的な値引きとか細部を詰めて商談成立、みたいな感じ。まぁ最初からスイフトを買おうとは思っていたけれど、「対抗馬」として同じクラスの他メーカーの車(具体的にはデミオとフィット)を同時並行的に見て話を進めていき、比較をしながら他社にぶつけることで値引き額を大きくしていった感じ。まぁ、一般的によく取られている方法。最初に試乗して見積もり取ってからハンコ押してくるまで、僕の場合だいたい1ヶ月くらい。もっとも、前から「どんな車買おうかな」とか色々考えていた時間もあるし、Goo-netとかで中古車も定期的にチェックしていたけれど。

先々週あたりから住民票移して印鑑証明とって、寮の管理してるところに保管場所承諾証もらいにいって、と割と本格的に動いて準備を調え、おととい決めるつもりでハンコと書類一式持って行って決めてきた。意外とこの辺の準備が面倒くさい。

「交渉」

車の購入って、最初は色々手続きもたくさんあるし、値引きもすっごい不透明な部分があるし、何より駆け引きの部分が大きいから、めんどくさいなーと思っていたのだけれど、意外とやってみると面白いもんですね。あれを1回やっとくと今後の交渉ごとも色々応用がきくと思う。今まで駆け引きってキライだったけれど、割とそれを楽しめた気がします。自分がこの1年間客商売をしてきた、というのも大きく関連しているのかもしれない。色々な人を見てきて、ぱっと見の第一印象とか、ちょっとしたしぐさから受ける印象とかそういうところも踏まえて、人(ないしその人が考えていること)を見る力というのはちょっとはついたと思うし、初対面のひとと話すのにも臆することなく冷静に話が出来るようになった気がする。毎回交渉の段取りを頭の中で考えて、小出しにこちらも譲歩をしていくのだけれど、向こうがそれに対してどう反応してくるかとか、まだ向こうも余力を残しているのかな、とか考えながら。まさに、駆け引き。あとは、タイミングも大事。ずるずる引っ張っても印象を悪くするだけなので、ある程度妥協、納得できるラインまで引っ張ってきたら、まだいけるとか思わずにさっさと決断を下す潔さも大事だと個人的には思います。自分にとっても、相手にとっても。その辺のタイミングの割り切りも含めて。人によってはもう少し色々やる人もいるみたいだし、ホントはもう少し頑張れたのかもしれないけれど、変にぐだぐだ長引かせるのも嫌だし、自分としても納得できる額を示してくれたので、即決してきました。

あとは、やっぱり色々比較して見ていく中でクルマ業界について多少なりとも視野が広がったのが面白かった。メーカーによって戦略は全然違っていて、ここのメーカーは値引きは頑張ってくれそうだし電話もマメにかかってきて営業に力入れてんな、とか、ここのメーカーは値引きは全くこない強気な感じだけどアフターサービスとかフォローはすげーしっかりしてんな、とか色々実際に自分で体感できたのが面白かった。営業力って、ホント大きいと思うよ。自分は車の車種を最初からほぼ1つに絞ってたから揺れなかったけど、同じような車で特にこだわりもなく迷ってる人って、結局そこで決めてしまうと思うもの。色々噂とか広まってる情報とかである程度感じはつかめるかもしれないけれど、実際に自分でそれを体感すると「あぁ、やっぱりそうなんだな」っていうのがわかる。やはり自分の根っこはフィールドにあるんだなと感じました(笑)。頭でっかちになりがちだけれど、実際やってみて肌で感じてみるとそれはとてもリアルになる。情報を得るのももちろん大事だけれど、個々のやり方とか基本的な考え方の違いとかデータには出てこないところを体感できたのが凄く面白かった。

今はインターネットとかで値引き額とか方法とかが氾濫しているから、ディーラーの人ってすごく大変なんだと思います。自分は客の立場で店に行って、まぁこっちも少しでも安くしようと思って色々なことを言うわけだけれど、世の中には本当に色々な人がいるしね。考え方も、スタンスも色々あるわけです。自分は今こう言ったけれど、別の人だったらもっともっと違う言い方をする人もいるんだろうな、とか思って。それに対応するのは大変なんだろうな。。。とか思っちゃいました。あんまり自分は基本的には強く出られないところがあって(結局弱気笑)、けど交渉事だし向こうも仕事なんだから言うことはちゃんと言わないと、と思いながらやってましたけど、人によってはもうガンガン行くんだろうな、と。だからこそ、まぁ、人の感じで選ぼうとは思ったのだけれど。自分の担当の人はまだ3年目の人で、他店に比べれば多少まだスムーズでないところもあるのかな、と思った部分はあったけれど、感じがいい人だったので結局お任せすることになりました。ここもある意味、どんな人と巡り合えるかってのは運だよね。「人」ってホント大事だ。そんなのを考えながらやっていたもんだから、自分もお客さまに対してどういう対応が出来るのかな、というところを考える良いきっかけにもなりました。あと、店長クラスになる人は知識も違うんだな、と思って。最後の3回目の商談では店長とも話したのだけれど、業界の今後の動向の予測とか、値引きのホントのところとか、そういう話もたくさん聞けて面白かった。俺自分の会社についてこんなに語れねーよなー、とか同期と話しながら帰ってきました(笑)。もっと勉強せんとな。

納車は1月後を予定

そんな感じで初めての車の購入。次回に向け貴重な経験が詰めたと思う(次回はここに下取りとかが絡んでくるのか…)。これから保険選んだりETCカード選んだり、といった雑務が残っているけれど、納車まで時間があるようなのでそこでじっくり考えることにします。こういう保険とか住民票とかいった雑多なことを自分でやらなきゃいけなくなってくる、というところに、だんだんと「生計を立てていく」ということを実感します。

ちなみに納車は1ヶ月くらいかかるかも、って言ってた。まぁ急がないからいいのだけれど。首が若干長くなりそうです。