上昇気流

細々とひとりごとを呟き続けています。

家族、主

1日だけの帰省を終え、慌ただしく帰ってきた。

従兄弟の一家と、祖母と、毎年恒例のバーベキュー。家族が、家庭が、相変わらずそこにはあった。

住む場所もバラバラになっている。気がつくと、1人増え、また1人増えている。今年も、新たな顔触れが加わった。けれども、形こそ変われど、家族はそこに変わらずにあるのであって、帰ってきたな、という感じがする。毎年、無事にこの日を迎えられるのは、本当に有り難いことだ。いつまでも続く訳がないのはわかっているだけに、一層。

最近、こうやって集まる度に、父のポジションに収まる自分をふと想像している自分がいる。けれども、全く、まだまだ役不足である。どうしても、想像がつかない。年老いた父の背中を見て、父親としての貫禄を増しつつある兄の背中を見て、まだまだ、かなわねぇなぁ、と思う。彼らを見ていると、自分に足りないものに嫌というほど気づかされる。自分があんな風になれる自信はまだまだ到底持つことが出来ない。背中は、遠い。

また、1人、寮に帰ってきた。明日から繁忙期、最後の追い込み。もう少しで、GWも終わる。帰省シーズンには、様々な家庭の姿が見える。孫を待つ祖父の顔に、息子を肩車する父親の顔に、おじいちゃんを見つけ駆けだしていく孫の顔に、ほんの少しの活力をもらいながら、また明日からの生活を紡ぎたい。