上昇気流

細々とひとりごとを呟き続けています。

スニーカー登山

昨日一昨日と仕事をしてきて、今日はやっと休みだったので、ちょいと近くの山まで日帰りスニーカー登山に出かけてきた。標高248mの超手軽な山。だいたい3時間かかんないくらいで山頂まで行って帰ってこられる。けれども、滝あり、清水ありでなかなかいい感じの山だった。新潟森林浴100選にも選ばれているらしく(選定基準は不明)、非常に気持ちの良い1日だった。

山に登りながら、ふと去年の今頃から3月にかけてのことが頭に浮かんだ。基本は卒論を中心に世界は回っていたけれど、あの頃はそのほかにも年末から3月にかけて、結構色々なことをやっていたのだ。メッセージ帳なんてものも、作ってたんだね。そのときには正当に評価できなかったかもしれないけれど、今になって振り返ってみると、色々と見えてくるものもある。良きにしろ、悪きにしろ。自分自身が今出せているvalueと、そのとき出せていたであろうvalue。もちろん同じものとして比較することは出来ないのだけれど、今の自分を見る視点がまた少し凝り固まってきている部分があるかもしれないな、と思った。別に、過去を振り返ってあの頃は良かったと感慨に浸りたいわけでは決してない。ただ、そこから学ぶべきことがないとは言わないだけの話だ。

新しい枠の中で、新しい世界の中で人は変わり行く。最近それを感じることが多い、というのは前にも書いた。そうやって変わり行く他者を見ながらの評価は難しい。そして、評価の軸には、共時的な時を生きる他者だけでなく、自分の中にある通時的な評価軸もある。変わり行く他者を見ていると、自分は何も変わっていない、むしろ退化している気さえしてきてしまうのだけれど、果たして私はどれだけ良い方向に、どれだけ変われているのだろうか。

歩きながらものごとを考えるのは頭がすっきりして良い。大学の哲学の先生も言ってた。森の清清しい空気もたくさん吸ってきたし、程よい疲労感だし、今夜はすっきり眠れそうな気がする。

takuさんが空の写真を載せていたので、載せてみる。最近朝晩の冷え込みが激しい。日の落ちるのも早くなってきた。秋の日はつるべ落とし、そんな秋の夕方の写真。寮から10分も出れば、田んぼが広がっている。遮るものがない空は、広い。