上昇気流

細々とひとりごとを呟き続けています。

「世間一般」

カラオケランキング2008上半期が発表されたらしい。

リンク先を見る前からなんとなく予期はしていたのだけれど、1位から10位まで僕の好みと相当ずれていまして…。この中に、「好きだ」って言える人はいない、というよりむしろ、どちらかというと、スペシャで流れてたら割とチャンネル変えちゃうような感じの人が多い…。10位以内に好きな歌手が入っていなかったという事実は別にどうでもよくって、10位以内に入っていた人全てが好みとずれている、という事実があまりにもクリックする前の予想通りで、軽くショック。わかってはいたことだけれどあからさますぎる。

前々からわかりきったことなのだけれど、こういうところの好みが、「世間一般」からは確実にずれている。こういうところが、自分が真っ当ではないと感じてしまう所以なのである。別に歌手の好き嫌いが全てではないと思うけれど、少しひねた天邪鬼的な部分が僕の中にはあって、それがこういうところに顕れているのだ。僕が歌手とか小説とかの好みをあまり言いたくない理由もこれだし、人にオススメの本とかをあまり聞かない理由もこれである。そういう好みって、性格を反映しているものだと思うし。そんなところで自分の「真っ当じゃなさ」が顕著になっている気がするのである。引け目を感じてしまうし、ちょっと劣等感、悔しさを感じる部分でもある。

世の中一般的には、それは良くも悪くも"特殊な"部類に属されてしまう。ニーズは少ない部分なんだろう。真っ当な道を目指すべきなら、少なくともこの辺から変えていかねばならないのだろうな、というところは思っているのだけれど。けれども、このランキングに出ている全てが世の中一般のど真ん中、ってわけでもないし、必ずしもこういうのが好きなのが良い、というわけでもないのもわかっている。それは人それぞれなんだと思うし、このランキングだけで全てを語るのは間違いだと思う。けれど、そういう世の中一般的に見た「特殊さ」が良いものなのか悪いものなのか、果たして判断がつけ難くて。こういうところでも「世の中一般」を意識しすぎている自分が目に付いてしまう。ちょっと意識しすぎだよな。「世の中一般」を。

わかってはいる、けれど。