上昇気流

細々とひとりごとを呟き続けています。

オツカレサマ

「お疲れ様」が別れの挨拶になる日本は病んでいるのではないか、って昔どっかで読んだような気がする。

なるほどもっともな意見な気もするけれど、使いやすいのも事実。さようならー、っていう気恥ずかしさみたいなのを打ち消しつつ、なんつーか、連帯感みたいなのを高めあうんじゃないのかなぁ。あなたも今日は頑張りましたね、私も今日は頑張りました。みたいな。結局は自分に対しても或る一定のリフレクトを含む言葉なんじゃないかなぁっていう気がするんです。僕自身、この言葉を使う際にもろ手を挙げて賛成したいわけではなくって、なんかどこかで違和感を感じてるんだと思います。全面的に支持するわけではないんだけど、かといって全面的に否定するわけでもないような。一点の曇りを抱えた透明なガラスみたいな。うーん、まぁ、いっか、っつって、流しながら使ってるみたいな。

若干の疑問を頭の片隅に抱きつつも、やっぱり今日も僕は別れ際に使ってしまうのである。「おつかれー。」