上昇気流

細々とひとりごとを呟き続けています。

しばし時間を。

とりあえず何か感情を持ったとき、感情に任せるのではなく、「ちょっと待てよ」と自分に待ったをかけることをしてみる。

30分後に同じことを考えているかというと、おそらく考えていない。思考が感情に左右される部分は大きい。

とりあえず時間を置いてみること。寝かせてみること。それがブレとのうまい付き合い方なのだと思う。即座のレスポンスが求められる場合はしかたがないけれど、そうでない場合は、とりあえず時間を置いてみることで何か変わってくることも多いかもしれない。多分、それがうまいことできるようになると、後悔だとか自己嫌悪とかだとかいったものが減ってくるのではないだろうか。

感情に左右されているときには「絶対に正しい」とか「絶対に間違ってる」とか概して自分があたかも正しいかのように思ってしまいがちであったり、些細なことがとてつもなく大きなもののように感じられるけれども、多分時間を置いてみると実はそうでもなかったり、それほどのことでもなかったりする。だから、「絶対だ」とか思ったとしても、そんな自分をもとりあえず「はいはい、どうせあとになってみると変わってるんだから」って放っておかせる理性的な自分をどこかに存在させることが多分望ましい。そういうものだと思って。で、とにもかくにも時間を置かせると。とりあえず何はともあれまず判断を先送りさせると。正しいとか正しくないとかそういうことは置いといて。ただし、刹那のレスポンスが求められる場合を除いて。

微妙な判定のときに「審判に食ってかかる監督(感情)」を「とりあえず止めるコーチ(理性)」を頭の中に存在させておけということですね。そうしないと、退場という処分になってあとで後悔することになる。とりあえずベンチに引っ込めておいて頭を冷やさせれば、その場の判定をも覆す逆転劇を指揮することもできるし。もっとも、乱闘の場合はどっちが正しいとか一概に言えないからたとえが悪いのかもしれないけれども。

ついでだけど、個人的には、なんとなく感情とかってフラクタル図形で出来た波であるように捉えている*1。大きな波があって、それを細かく見ていくとその中にも波が出来ているような。

*1:ちょっとこの表現誤っているかもしれない