上昇気流

細々とひとりごとを呟き続けています。

ちゃんとしなきゃな、

歳をとるごとに、「ちゃんとしなきゃな」と思うことの内容は変わってくる。

学生の時は勉強しなきゃな。社会人になると仕事しなきゃな、自己研鑽しなきゃな。一人暮らしすると、食事作らなきゃな、とか、掃除しなきゃな、とか。きっと、家庭を持つと、父親らしくなきゃな、とか、家事しなきゃな、とか、そんなところ。

それぞれのステージなりに「ちゃんとしなきゃな」と思うことはあって。そして、それと同じだけ、そこから目を背けて逃げている時間が存在する。

それを繰り返してきて、自分が嫌になることを繰り返してきて。そんなことを重ねながら生きていて。逃避の仕方も、歳をとるごとに変わっているのだけれど、結局、本質的なところは変わっていないんじゃないか、って。

さっき、ネットを徘徊していて、そんなことをふと思った。Web漫画を読み漁っていた学生時代とか、パソコンで絵を描いていた学生時代とか。延々とチャットしてた学生時代とか。ふと、今まで積み重ねてきた、膨大な、逃避の時間を思い出した。

ネットに転がっているものの内容が変わっていて、時の流れとともに、同じように、自分の嗜好も変わっていて。古い昔、しっかりと見ていたサイトに偶然たどり着いたのだけれど、今になってみると、読み返す気もしなかった。

でも、確実に、あのころだって、決して、逃げてなかったわけじゃなかった。今も決して良いわけではないけれど、昔も決して良いわけではなかった。手を変え品を変え、今でも、逃避し続けている自分がいることに変わりはない。

それでも、ここでこうやっているということ。誰に何て言えばいいんだろうか?