上昇気流

細々とひとりごとを呟き続けています。

寝GW

GWはどこかに行こうと思っていたが、異動の話が出てきたため、結局家にいることになってしまった。寝正月ならぬ、寝GWを過ごしている。家の片づけを少しと、英会話教室を少し。他は寝転がってテレビとか見ている。およそ、ろくな黄金週間ではない。

これまでの仕事のプレッシャーから解放されたのか、久々に、朝5時過ぎに目が覚めることなく、9時まで寝ていたりしている。これまでの仕事だって、そう大したプレッシャーでもないはずなのに。でかい案件を抱えているわけでもなく、多少の些細な締め切りに追われているだけなのに。気持ちの小ささが、きっとこういうところにも出ている。

最近、人生を楽にする秘訣は、既視感を増やすことだと考えている。「こんなもんか」というのがわかっているのといないのとで、全然人生に対する考え方が楽になる。不安は未知のものに対して起こるのであって、多少なりとも想像がつけば、その不安は軽減される。様々なことを経験し、「こんなものか」と思える割合を増やしていくことで、世の中で起こっている様々な物事に、動じずに対応できるようになっていく。自分のキャパシティの少し上の経験をなんとか乗り越える、ということを繰り返すことによって、自分にできることの幅が少しずつ広がっていくのと同じように。会社内での経験が一定のところに来たところで、ようやく少し、余裕が出てきたということなのか。

そういう意味では内向きな人間にとって、強制的に異動という形で環境を変える機会を与えられることはすごく有難いことだし、さらにその限られた選択肢の中でも、最良に近い選択肢をこれまで与えられているのだと思う。与えられたチャンスには、必死でしがみつかなければならない。これまでも、そうやって生きてきたはずだ。与えられた運を、ちゃんと捉えられる人間になること。そうすれば、次の機会もめぐってくる。

だから、本当はこんな風にして家で寝転がっているだけじゃダメなんだけど。5月1日。新年度も、早くも1か月が過ぎた。まもなく30歳。どんな30歳の誕生日にしますか。