上昇気流

細々とひとりごとを呟き続けています。

夜明け前

3時。帰省中の実家でも、積み残した仕事の夢を見て目が覚めた。風が強く雨戸を揺らしている。夜中に一度目が覚めると、なかなか寝付けない。

仕事とは。家庭とは。日頃押さえつけている余計な考えが頭を巡る。ばたばたと雨戸に打ち付ける風の音が余計に不安を煽る。

明るい昼間だったら捉え方も全く異なるのに、と思う。気休めに開いた携帯のブルーライトが闇を切り裂き、夜明け前の覚醒を助長する。

来るべき朝に向けて、もう一眠りしたいけれど。黙って待っていても、夜明けはやってくる。眠れようが眠れまいが、同じように翌朝は無条件にやってくる。

ホントに?

その朝は、晴れているんだろうか。