上昇気流

細々とひとりごとを呟き続けています。

才能

今日の日経新聞26面より。金田一秀穂の大学の恩師の言葉「才能とは好きであるかどうかだ」

「頭が良いこと」は優れた才能の条件ではない。まさに、遊び以上に楽しいと感じて取り組めることこそ才能なのである。同時にあった言葉「努力は無駄だよ」。本当に好きでやっていることならそれは努力ではない、逆に、嫌々する努力では何も身につかない。半年ばかり前に引用した木村沙織の言葉は近いけど違うのかな。まぁでもこれも同じことで、なんとなしに取った簿記の資格なんかまったく身についていないのである。自らが必要性を感じたり、自らが面白いと思ったことでなければ覚えようとも思わないし、頭にも入ってこない。最近感じていることでもあり、最近日々の仕事に感じている危機感でもある。

残念なことに、こういう響く言葉を言っている人っていうのは、大抵、自分の本当に好きなものを見つけ、そこに対して真摯に取り組んでいる人間だ。当然のことだけど。私みたいにやりたいことが見つからない、とかこの歳になっても言っている人間はどうすればいいんだろうかね。かくいう前述の金田一秀穂さんは、30過ぎまで見つからなかったみたいですけど…。

そして日経新聞を読んでいたとして、結局気になるのは政治面だったり経済面だったりの記事じゃなくって、こういう生活面だったり文化面だったりの記事なのである。もうね、ホント社会人(というより企業人?)向いてないと思う。最近毎日思う。どうすればいいんだろうかね…。