上昇気流

細々とひとりごとを呟き続けています。

深夜

不規則な勤務と生活のせいで、寝付かれなくなっている。

無為な日常に押し寄せる閉塞感と焦燥感。誰のためでもなく、何のためでもなく、毎日がただ漠然と平板に過ぎ行くように感じる。積み上げるわけでもなく、ただただ、無意味に消化する日々。雪かきみたいな日々。26にもなって、このままでいいとは思わないけれど。

窓の外は強い風。遠くに聞こえる救急車のサイレン。今この瞬間にどこかで誰かが、危急の状況に陥っているらしい。そのひとにとっては、今この瞬間の1秒1秒が、緊迫した必死の1秒なのだろうか。

何も知らずに幸福な眠りの中にいるひとの1秒も、荒天のなか夜勤で働いているひとの1秒も、この街の空の下で、今この瞬間も、同じ時を刻み続けている。ぼんやりとした閉塞感と焦燥感の中、窓の外で流れ続ける無数のひとの営みに、思いをめぐらす。深夜。