上昇気流

細々とひとりごとを呟き続けています。

310

スガシカオの曲に「310」という曲がある。3月10日付で転勤して、小さな郊外の街で暮らす歌。

曲から想起される記憶、というのはあって。それはある人を思い起こすこともあるし、ある場面を思い起こすこともある。その曲にタグのようにくっついていて、ふとした拍子に(たとえば車の中とかで)その曲を聴いたときに、ふっとその記憶が甦る。「あの人がカラオケで歌ってた曲」とか、「海辺を車で走ってた夜に聞いてた曲」とか、「冬の朝出勤前に聞いてた曲」とか。なぜその記憶が想起されるのかはよくわからないけれど、たぶん、その記憶のどこかに自分の中でひっかかることがあって、忘れたくない、大切にとっておきたい記憶だから、なんだろう。

外は雪。1週間ぶりくらいの、久々の雪。気温も高いし、おそらく、この雪はもう積もらない雪だろう。もうすぐ、この街で暮らし始めて4年目を迎える。いつか、今日の朝を思い出す日が来るのだろうか。