上昇気流

細々とひとりごとを呟き続けています。

隣の芝は…

3ヶ月近くを過ごしてきた研修も残すところあと2週間ほど。

30人、というひとくくりの中で、3ヶ月という長い期間のほとんどを同じ空間で過ごすと、ある程度の役割分担が生まれてくる。盛り上げ役、まとめ役といったわかりやすいところから、言葉にはしづらい、もっともっと、細かいところまで。

他の人の良いところってやっぱりよく見えるもので、自分もそうなりたいなぁ、と思うんだけども、限界はあるし、向き不向きもある。与えられた役割、必要とされる役割というのはあって、それを的確に見抜いてその部分を伸ばしてあげたほうがよほど効率的で効果的だ。けれども、しばしばそれを忘れて、自分にもできるような気がしてやってみて、空回ってしまうことがある。輝いたものを持っている人はたくさんいて、人のそれは凄く羨ましく見える。自分も身につけたいと思ってしまう。でもきっとそれって、その人が人生の長い時間をかけて培ってきたもので、一朝一夕で身につくものではないのだ。そこには育った環境とか、人間関係とか、そういうものが全て関係している。生まれ持ったものの違いはカバーしきれないので、結局、自分の立ち位置、領分を理解することが大事なんだと思う。この歳になると(笑)。

自分の持っているそれに自分で気がつくことって苦手で、そこには大して目は向かないのだけれど、実はひそかに人にはそれを羨ましがられているのかもしれない。そこに気付いて、自信を持つことが出来ればよいのだけれどね。こういうこと思うのって、自分自身が自分の長所をイマイチ武器として活かし切れていないからなのかなぁ…。たぶん、武器として十二分に活かして、それが結果として目に見える形で自分に返ってきていれば、ひとの何かを羨ましがることもないのかもしれないけれど。まだ、それを実感していないってことなんだろうな。