上昇気流

細々とひとりごとを呟き続けています。

待つ

思えばあまり、「待つ」ということをしてこなかったかもしれない。

待つことは、とても忍耐力を要する。ラーメン屋の行列みたいに、先の見えた待ちならいいけれど、そうでない待ちもある。ただひたすら、機を待つ類の待ちは、そうだ。たいてい、待った先に開ける未来に対して期待を寄せるから待つのだけれど、待った先に期待通りの未来が開けている保証はない。その確約がないまま待ち続けるということは、とても難しい。ともすれば、心が折れそうになる。そこで、忍耐力が必要となる。本当に、待つだけの覚悟があなたにはありますか、いくら待っても期待通りの未来は訪れないのかもしれないですよ、それでもいいですか、と、問いかけられる。

今まであまりそういうことをしてこなかったけれど、最近、待ってみるのもいいかな、と思うようになっている。期待通りの未来がいつ来るのかもわからないし、もしかしたらそのままずっと来ないままかもしれないけれど。でも、それだけの価値のあることならば、待つことも厭わない。裏を返せば、それだけの期待と覚悟を今まで持ってこなかった、ということも、言えるのかもしれない。こんな自分を、信じてあげてみたい。

焦らず、慌てず、諦めず。