上昇気流

細々とひとりごとを呟き続けています。

電車の中で

今電車の中で斜め向かいに座ってる女の子2人組がソフバの話をしていることに気がついた。片一方がもう一方に、ソフバがどんなものか教えているらしい。結構本格的。絶対この人巧い。

今まで自分の技術とか感覚って、相当自己流に近いもんだと思ってたけど、トスの仕方からレシーブの仕方まで、自分が教えてたのと同じことを言っていてなんだか安心した。オーバーのトスの上げ方とか。練習方法も含めて。自分は始めた時期が遅かったのと、必ずしも頭で理解しても体が動いてくれない部分があるから自分のプレーには自己流っぽさが多くて、指導してても本当に正しいことを言えているのか、常に不安だった。必ずしも自分のフォームは綺麗ではなかったし、バレーの基礎を習った人には到底かなわなかったから。まだ始めてからほとんど経ってない初心者が教えてていいのか、って。その不安は結局最後まで、抜けなかった気がする。だから今、彼女らの話を聞いたときに、ちょっとした安心感を覚えたのだと思う。1年経った今更ながらに。

サークルは時が来れば指導者がいなくなってしまうのが弱点なので、しっかり学んで吸収する姿勢と、学んだことを伝えていく姿勢の両面がメンバーには必要とされるのだと思っていた。自分だけがうまくなればいい、自分だけ楽しければいい、というのも否定はしないけれど(そこは参加する個人の勝手で、強制は出来ない)、特に入ってくるのが初心者がほとんどのサークルでは、皆がそれを繰り返していればいつかは組織として廃れてしまう(新しい優秀な血が入らない限り)。現役時代は特に、そのことを頭に置いて自分が何をするかを考えるようにしていた*1。けれども、その中で、常に、自分に果たしてそれだけの指導が出来るのかな、って思っていた。出来るか出来ないかじゃなくて、結局やらなきゃいけないと自分を納得させてたけど。

盛んに「一度見にきなよ」って言ってるところを聞くと、どうやら勧誘してるらしい。ふと自分に照らしてみて、車も買えば体育館に行けるようにもなるし*2、久々に体動かしたいな、とも思ったけど、こんなときに不規則勤務と転勤の多さを恨みたくなるよね(笑)。

*1:もっとも、自分の下の代は俺が伝えるまでもないくらいだったから良かったけれどね笑

*2:こっちは体育館に行くにも電車では行けない位置にあるから不便だ