上昇気流

細々とひとりごとを呟き続けています。

雪国2ヶ月目。

こちらでの生活も2ヶ月が過ぎた。残すは1ヶ月と少し、早いものである。

築30年の古びた寮にも、もうすっかり慣れている。色々と使い勝手が悪い部分もあるけれど、別に慣れてしまえばなんとも思わないものである。前々から言っていることではあるけれど、人間の適応能力には素晴らしいものがある。まぁ、窓が開いているせいでトイレの気温が氷点下なのは勘弁して欲しいけれど(笑)。他職場の人も含め、顔も広がってきた。朝飯食いながらちょっと会話、なんてのも結構多い。寮生活もすっかり板についている。何より、料理をしないでいいのと、水周りの掃除をしなくてよいのがとても楽だ。

職場にもすっかり慣れてきた。毎日、楽しく過ごさせてもらっている。職場環境として、選ぶことが出来ないのは「人」だけれど、うまく、受け入れて貰えているようだ。ここでも適応能力、というとあれだけれど、その付き合い方にも「上手い下手」があるのだと思う。人付き合いで「損」をしている人はとても多い気がする。人に対してどう振舞うか、というのも然りだし、自分の中で人との付き合い方をどう腑に落とすか、というのもあると思うけれど、この人その辺あんまりうまくないな、と感じるときがある。まだ、うまく言葉にして説明出来ないのだけれど、なんとなくぼんやりとそういうのを感じる。そういうのを見ながら、日々勉強。たぶん、無意識のうちに。

仕事にもだいぶ慣れてきた。自分の中でいつの間にか出来るようになっていたこと、というのは、出来た自分の時点には「当たり前」になってしまうため、わからないものだ。2ヶ月前との成長の違い、というのは第3者の目から見ないとわからないものなのだろう。自分の中で「ある程度問題なく立ち振る舞えるようになってきた」という自覚でもある程度はそれを感じることはできるけれども、周りの声を拾いながら、そういうものを見るようにしないと正確な評価には近づかない。

たくさんの人と接する機会がある、色々な経験が出来る、という観点から今の仕事を選んだけれど、その見積もりは誤っていない、のだと思う。とてもたくさんの経験をさせてもらっている。視野も世界も広がっているのだと思う。成長しているか、はまた別の問題だけれど。自分でそれを評価することは出来ないのがちょっと悔しい。たまには違う世界の人と話して、相対評価がしてみたい。

同じ環境で、同じことをするのなら、マイナスに捉えるよりはプラスに捉えたほうがずっと人生は楽しい。そして、そういう人の周りには、プラスが集まってくるものだ。言うのは簡単だけれど、実践するのは難しい。でも、それは間違っていないと思う。

だいぶ雪も落ち着いてきたようだ。相変わらず職場の裏側には150cmくらいの積雪があるけれど、これから先しばらく、そこまでのドカ雪が降る気配はないでしょう。あとは、漸減の一途を辿る、のみだと思う。

残り1ヶ月、有意義に過ごせるようにしたいものです。時間は、あっという間に過ぎていくものだから。