上昇気流

細々とひとりごとを呟き続けています。

片貝花火

今の時代、youtubeに何でもあるんですね(笑)。便利な世の中になったものだ。9日に見てきた、片貝の大仕掛け大スターマイン。例によって画面では伝わらない凄さ。いや、長岡の天地人花火もやばかったけど、これも凄まじいよ…。まだかまだか、ってくらいに打ち上げられる。

片貝の花火は、各地で行われているような花火大会のような、興行目的の物ではなく、片貝町にある、浅原神社という神社の祭りで行われる、奉納花火なのです。そのため、1発ずつ打ちあがる花火はそれぞれ「結婚おめでとう」とか、「還暦おめでとう」とか、「天国のおじいちゃんおばあちゃんへ」みたいな、追善供養や結婚、出産祝いなどに伴ったものなのです。その他にも、企業が商売繁盛を願ったりとか、県外の人からの奉納も最近ではありますが。そういう感じで、単発的に、メッセージを伴って打ち上げられるものなんですね(上の花火のメッセージ入りのものはこちら。メッセージがどんな感じのものかわかる)。そのため、河川敷みたいな人が大勢集まれるところではなく、浅原神社の裏山から打ち上げられるのです。観覧席は神社の境内が特等席で、有料席などはそこにあるのですが、我々は無料観覧席として解放されていた、近くの片貝小学校のグラウンドから見ました。ここからでも十分迫力ある花火が見れる。片貝町は、この日は朝から祭りなのです。メインストリートは出店でいっぱい。そのため、花火大会とはちょっと違った風情があります。

そんな感じで、花火自体はなんと19時30分から22時20分まで延々とやるわけなんですが、20時とか20時半とか、区切りのいいときには、二尺玉、三尺玉などの大きな花火が打ちあがります。そして、この大仕掛け大スターマインは、21時半に上げられる、目玉花火の1つです(これと、22時ちょうどにあがる、世界でもここしか上がらない世界最大の四尺玉が有名)。この花火は還暦を迎えた人たちが毎年同級生で奉納する花火らしいのですが、今年は団塊の世代ということで人数が多く、とくべつ規模の大きな花火が奉納されたそうです。同期会についてはこちら。地元の人でも、「これまでで一番凄かった」と言っていた、みたいな話がどこかのブログに書いてありました。

しかも、晴天にも恵まれ、風が適度に吹いていたお陰で煙が溜まることもなく、まさに絶好のコンディションで花火を見ることが出来ました。花火見物にベストなポジションも確保できたし。いや、運の良い人間だとは常々思ってきましたが、今回も本当に幸運続きでした…。

今回の新潟行き、実は、ホントは日程の都合上、9月末に行く予定だったんですよ。それが、当初予定していた時期に別の予定が入って前倒しになって、9月の9,10,11で行くことになって。しかも、片貝の花火が9月9日、10日に行われることをすっかり忘れていて、本当は予定にはなかったんです。けれど、行きの高速でハイウェイラジオを聞いていたら、「9日、10日は片貝の奉納花火のため小千谷IC付近は混雑が予想されます」っていうアナウンスがされて、そこで初めて気がついた次第で、「じゃあ行っちゃおうぜ」みたいなノリで、行くことにしたんです。しかも、そこで一緒に行ってた友人がe-mobileでインターネットのできるPCを持ってなかったら、花火の詳細も調べられなくて行けなかっただろうし。まさしく、幸運が重なったからこそ見れたと言ってもいいくらいなんですよね。ホント、運の良さには感謝しなければならない。こんだけ好条件が揃ったのも、運のお陰ですね。

うーん。今年の締めに相応しい花火でした。今この動画見てたらまた涙出てきた。やべえ。