上昇気流

細々とひとりごとを呟き続けています。

推定する能力

こないだの境界の話になるけど、やはり、推定する能力、推定する姿勢が肝要だ。

自分の中の基準は、人と違っていても良い。そこで、違っていることを本人が自覚しているか否かが、大事である。平均的な基準があることを把握し、それと自分がどの程度ずれているかを把握出来るかが大事なのだ。これがしっかり出来ている人は、空気が読めるんだと思う*1

一般的な線引きがどこで為されるのか。そして、そこから自分がどの程度離れているのか。そのあたりに自覚的になり、常に正しい判断が出来るようにしたいものだ。そのためには、多様な経験を重ねるしかない。失敗を積み重ねながら。例えば他人と何かが違う、と感じたときに、その違和感の元を探り当てようとする試みが大事なのだ。違和感の正体。それが自分にあるのか、それとも他人にあるのか。それを探り当てる試みを重ねることで、推定値は定まってくるのではないだろうか。おそらく。

どれが正常であり、どれが正常でないのか。どれが自己中であり、どれが自己中でないのか。どれが真っ当であり、どれが真っ当でないのか。それを判別するための試みは続く。今のところ、まだ、自分自身がその推定値を完璧に把握できるようになった訳でもないし、自分自身についても完璧に把握しきった訳でもないからね。そして、自分自身どちらかというと真っ当でないほうの人間であることを自覚している以上、決して、その歩みを止めてはならないし、満足してもならない。慢心が油断を生む。

まだまだ難しいですね(笑)。

*1:読もうとするかはまた別の話として。