上昇気流

細々とひとりごとを呟き続けています。

痛み

また1年という年月が回ってきている。

1月始まりというよりは、やはり、4月始まりのほうが性に合う。

1年前に始まった1年がまた終わった。この1年も、色々なことがあった。その中で、たくさんの人を傷つけ、たくさんの人を悲しませてきたのかもしれない。それらの傷を蓄積し、糧としてこれからに活かさなければ、自分の犯した過ちは行き場を失くしてしまう。意識下に押し込んで忘れようと試みることは可能だ。けれども、それをしてしまっては、人の痛みと関わることをしなくなってしまう。それは卑怯者の業だ。自らの生み出した痛みは自らも背負っていかなければならない。責任を持って。

人は1人でのみ生きるものではない。もちろんその中で過ちを犯すことは避けられない。減らせこそすれ、無くすことは出来ない。失敗を恐れていては先には進めないのだから。けれども、一度犯した過ちを繰り返さないよう試みることは出来る。そのために必要なのが、痛みに対して自覚的になること。他人の痛みは決して完全に理解することは出来ないけれど、極限を求めていくような、その姿勢を持ち続けることが大切なのだと改めて自覚すべきだ。

こうしてまた始まろうとしている、1年の始まりに。

自分の枠を出ない、自己中心的な考えに過ぎないけれども。そうすることで、勝手な自己擁護をしているに過ぎないのだから…。結局は自分の枠から逃れ出ることが出来ない。