上昇気流

細々とひとりごとを呟き続けています。

終焉

合宿が終わった。

いつもながらのこの寂寥感。いつだってそうだ。充実した非日常が終わった後はいつもこうなる。

今はこの現実を客観視できない。あっという間に過ぎ去ったこの5日間が何をもたらしたかも、その中で何をしてきたかも。断片的な記憶は保存されている。ラッピングされ、固定化された過去として。同じ24時間でも、自分の使い方次第で如何様にも化け得る。今しかできないこと。今やっておかなければならないこと。そしてそれが後々どのような効果をもたらすのか今はまだ、わからないこと。様々な感情も抱いたが、それも今後に活きてくるのだろう。

総じて、去年と同様に楽しい合宿だった。充実していた。

立場は変わっている。自分のことだけを考えていれば良い時期は既に終わっている。各人がどのように感じ取ってくれたかはわからないが。至らない点は多々あった。準備不足だった面も多々あった。準備していったことに対しての方向修正も多々あった。ただ、始まってみないとわからないことも多い。リアルタイムで柔軟に対処できたという面では、想像以上だった。個々の様々な価値観と要望に対応しつつ、バランスをとりながら全体を回していく必要性。準備はしてしすぎることはない。しかし、いざ始まってみると、如何様にも状況は変わってくる。まわり始めたその状況に、柔軟に対処して上手く乗っかることもまた必要である。今回は上手く流れができたのでは無いだろうか。色々と準備したことが無駄になったとしても、色々と心配していたことが杞憂に終わるのならば、それが一番良い。結果が重要だと思う。

また、今回は、如何に色々なことを伝えられるかの場でもあった。「楽しさ」を伝えるということも大きな要素だったと思う。ランニングレシーブでは「一体感」という感想を聞いた。最後のサンセット杯。合宿の成果が出ていたと思う。ボールに滑り込みながら飛びついていく姿勢。試合を盛り上げる声だし。合宿という「場」が生み出す効果は確実にある。それを活かすことはできたのだろうか。

そして、一番重要なこと。感謝の念は忘れてはならない。周りの協力無しには成り立たない。各役職の人たちの多岐にわたる準備。準備や片付け、そして説明のときにもスムーズに進行したのも、サークル全体の協力のおかげだ。「おかげ」なんていう偉そうな言葉を使うほど大したことは出来ていないのだけれど。

余計なことを考えている暇はなかった。とにかく、1日1日があっという間に過ぎていった。これからまた、煩悩が舞い戻ってくるのかと思うと、残念な気がしている。かなり。