上昇気流

細々とひとりごとを呟き続けています。

言葉

違和感を感じる。

自分の口から流れ出す言葉たちに嫌悪感を覚えながらもそれを止められないときがある。

こんなこと言ってると絶対あとで後悔する、とか、どうせまた2時間後には言ってること変わってんのに、とか、こんなこと実は思ってなかったりするのに、とか、何で俺こんな偉そうなこと言ってんだろ、とか頭の中で思っていながらもそのまま喋り続ける。一度引きずり出されてしまった言葉の端から芋づる式に言葉がつながって喉の奥から流れ出てくる。そんなんじゃないのに、と思いながらも喋り続ける。流れを止めることができない。それは流れの中で要請されることもあるし、自分自身でなんで言ってるんだろうと思いながらも勝手に喋ってしまっているときもある。喋りながら加速度的に自己嫌悪が募り、一通り喋りきってしまったところで凹む。ただし、自分では止められない。

自分の中でまだ未確定な事柄を喋るのに抵抗があるときがある。

自分の中で将来的に変わるかもしれない出来事を言ったとして、口に出してしまうことで事実として受け止められてしまったりすることがある。同じ「思う」という語尾を持った言葉でも、自分の中で50%の確信と90%の確信があったときにでも、口に出して相手に受け取られた時点ではその確率は伝わらない。情報の持つ重みはそれぞれ違うのに。そんなとき、あやふやで不確定なことを口から出そうとするときに上記の自己嫌悪が募る。天気予報みたいに確率をつけられたらいいのに。頭の上辺りに。

うーん

ラジオなんかで喋っている人は、頭の中で一度言いたいことを止めてからいうようにしているって言ってたな*1。僕自身、まぁこれを聞いたときからってのもあるけれど、割とその辺のフィルターは意識するようにはしている。ただ、やっぱり人間同士で会話しているときや時間を考えなければならないときなんかは「間」ってのはあるわけで、その辺はある程度自分のペースで物事を組み立てられるラジオとは違うのかもしれないね。

実際、僕自身は、話してる途中で空白が出来る「間」みたいなの*2が嫌いで、ある程度適当に言葉をつないでしまうことが多々あるのだけれど、大体そういうときに上記のような自己嫌悪が起こることが多い。言葉に詰まったところで無理やりなんか引っ張り出してきて、その結果としてばらばらと予期しなかったものがこぼれ落ちてしまうというか。あぁ、こんなこというつもりはなかったのに、っていう感じで頭の中では思っていながらも、表立ってはそのまま進行していく。

最近変に意識しすぎるのかもしれないが、なんかこう、スムーズに出てこない感じはある。フィルターを設置したはいいけれど、次第にその存在が自分の中で大きくなっていってしまったのか。捉われている気がする。過度に意識しすぎてるんだろうことはわかってるんだけど。

こうやって書いてるのだって、ホントはすぐに変わってしまうようなことなのかもしれないけどね。だから、言わないで自分の中で反芻してたほうがホントは良かったのかもしれない。

*1:スガシ○オさんですけど

*2:「天使が通った」と海外では表現するその空白。