上昇気流

細々とひとりごとを呟き続けています。

唯一無二…??

なんか1つの物事で全てを片付けることが出来ると考えてしまいがちなところがある。

並存

地球上の全ての法則を表すことができるような1つの数式を求めるような考え方をしてしまうんですよね。運動方程式で全てを表すことができればよいのだけれど、実際のところはそうではない世界が存在する。大抵のことはそれで片がつくんだけど、それだけでは収まりきらないところも存在する。

理系文系に限らずこういう方向性があると思うんですよ。文系分野で言えば実念論唯名論なんかも多分そうですよね。モノが先にあってそれに概念がつけられるのか、概念が先にあってそれにモノが対応するのか。結局のところどっちかだけでは説明できない事柄があるのであって、それぞれに得意な分野と不得意な分野が存在する(というような話を聞いた覚えがある)。

両方のことについてそこまで詳しいわけでは無いので*1理路整然と語ることは出来ないんですけど。

身の回りのことも

けれども、私たちはどうしても「唯一の絶対的な真理」を求めがちなのであって、なんか身の回りのことにもそういうものを求めてしまいがちなのではないでしょうか。些細なことに関しても。「変わるのではなく、変えるんだ」なのか、「変えるのではなく、変わるんだ」なのか、という問題に対しても、多分どっちも正しい。状況とか分野によってそれぞれなのであって、絶対的にどっちが正しい、っていうわけではないんですよね。多分どっちも並存している。けれども、どうしてもどっちかが正しいかのようにして考えたくなってしまうんでしょうね。さも、本当に正しいものがあるかのように。

私たちは「それって結局こういうことでしょ」って言って片付けようとするけれど、必ずしもそれはすべてにおいて成り立つわけではない。そういう風に物事を考えられるようになると、もう少し肩の力が抜けるんじゃないでしょうかね?

*1:どちらかというと広く浅く、な傾向がある。