上昇気流

細々とひとりごとを呟き続けています。

悪者

悪者を作るのは簡単だし、悪者のせいにして物事を片付けてしまうのは簡単だけど。

悪者が悪者になってしまった原因っていうのも恐らくどこかにあって、根本的には、誰かが悪者にならなきゃいけない状況になってしまったこと自体に目を向けなければならないのだと思う。そうやって掘っていく根っこは恐らくとても深くて、複雑に絡み合っているんだろうけれど。でも、そこに目を向けないと、きっといつまでも同じことを繰り返すだけ。悪者が入れ替わり立ち替わりするだけで。

何か今、身の回りの割とあらゆるフェイズで「仕方がない」で片付けるしかない(と私は思っている)状況に陥っている。誰が悪い訳ではないんだろうけれど、問題は問題として起こっていて。確かに一般的に「悪い」と言える原因はあるのだろうけれど、私はそれが絶対的に悪いとは思わない。確かに一因ではあるのだろうけれど、それが全てで絶対ではないはずだ。そうならなきゃなくなった状況は他にもある。きっとあらゆる全てのことが絡み合って、世の中の問題は出来ている。確かに悪者を設定して、そこに全てを押し付けてしまえば我が身は安泰だけれど。でも、それだけじゃないはずだと思うんだけど。

誰も悪くない、仕方がない、じゃ駄目なのかなぁ…。甘いんだろうな、きっと。