上昇気流

細々とひとりごとを呟き続けています。

なんか色々なことがちょっとずつ食い違ってて、なかなか思った通りに事が運んでくれなくて、最近ちょいちょい苛々しているのだけれど、まぁ食い違っているなりにもなんとかかんとかそれなりには回っているので、まぁいいか、と思うことにしましょう。なにごともうまくいくこと、思い通りに行くことばかりではない。色々想定外のアクシデントがカットインしてくるのは仕方のないことなので、いかに負けを負けにせず引き分けくらいに持ち込めるか、の粘り強さを身につけたいですね。白か黒か、だけでなく、グレーで丸く収めるくらいの。その結果が6勝4敗くらいであれば相当いい。粘った結果、6勝2敗2分けくらいに収まってくれれば御の字ですね。

運よくここまで生きています、という話。

ちょっと例を1つ出すけれど。

交通事故の死傷者は、年間ほぼ90万人程度である。死者数はおおよそ4500人前後(交通安全協会HPより)。この数字が多いんだか少ないんだかはイマイチよくわからないけれど、日本の人口が1億2000万強であることを考えると、お年寄りから赤ちゃんまで含めただいたい140人に1人くらいが1年に交通事故で死傷してるってことになる。こうやって見てみると、実は交通事故って結構身近に起こり得るものなんじゃないの、と思って。実際私のケータイのアドレス帳には500人くらい入ってるわけだし(ということは年間4人くらいは交通事故で死傷するということ?)、実際私の家族を見ても父も兄も車を運転する者は例外なく事故を起こしたことがある。兄も従姉も、事故により車を1台ずつそれぞれ廃車にしているし(ちなみに負傷までしているのはおそらく兄だけだけれど)。まぁ、130年に1回どこかで事故で死傷すると考えればわかりやすいのかもしれないけれど(もちろん、年齢によるものだとか、運転技能のうまい下手によるものとかそういうのはあるけれどそれは捨象して考えるとして)。

私は幸いにも今のところこれまで無事故で来ているけれど*1、実際のところ、いつ事故を起こしても、また事故に巻き込まれてもおかしくない状況なのは事実だと思う。今年の頭にボード行った帰り道、車を運転していて眠気に襲われ、気付いたら国道の側雪に左前部が接触してガリガリいう音で目が覚めた。右カーブで良かった、左カーブだったら反対車線に飛び出していたところである。冬で側雪があって良かった、夏だったらガードレール直撃である。そのほかにも寝かけて反対車線にはみだしかけたのもこれまでに3回*2くらいあるし、一時停止に気付かず飛び出しそうになったこともあるし、運転歴が長くなればなるほど、そういうヒヤリハットの数は増えてくる。これらは運が良かったからたまたま事故になっていないだけで、状況によっては交通事故になってもおかしくない内容だ。私が今まで無事故であるからといって、事故とは無縁の完璧な運転をして危ないことがなかったかといわれると決してそんなことはない。あくまで、運よく事故にならなかった、だけの話である。さらには、車の運転に関してはもらい事故の可能性も捨てることが出来ない。どれだけ自分が気を使って運転していたとしても、反対車線から大型トレーラーが突っ込んで来たら自分にどれだけ非がなくても事故の当事者となるのである。その逆だってあり得ること。自分が誰かの人生を狂わせてしまう可能性だって、いくらでもそこらへんには転がっている。

運転していてそういうことをよく考える。いつかはやるよな、人間だもの、って。もちろん注意はするに越したことはないけれど、でも、長いこと運転していれば必ず何かは起こるはずなのだ。そういう「事故の芽」をいくつも起こしてきているにもかかわらず今まで無事故できているということは、今まで運よく来ているだけなのだ。同じことを5回繰り返して大丈夫だったとしても、6回目で事故が起こる可能性だってある。今まで大丈夫だったからといって、慢心が発生すると、きっと事故につながる。それは明日かもしれないし、明後日かもしれない。

もちろん車の運転に限らず、仕事だってそうだし、私生活だってそう。今まで大丈夫だからと言って、明日以降もそうであるとは限らない。私は今までにたぶん相当こういう運に助けられて生きてきていると思っている。だから、それを当たり前だと思ってはいけない。そこに慢心して、うまくいってるからといってそのあたりに無自覚でいると、いつかその運が途切れた時に転ぶことになる。その時になって後悔しても遅い。多少ミスをしたとしても運よく切り抜けられた「事故の芽」「ヒヤリハット」を心にとどめていかなければ、きっと慢心が失敗を生む。ミスは、減らすに越したことはない。いつまでも、運は続かない(と、思っている)、からこそ。

ということで

色々うまくいかないこともあるけれど、でも、逆に最悪の事態につながる可能性があったのを回避できているのもそれと同じくらいはあるんじゃないの、ということで。結局運が良かったから今まで一応それなりにやってこれているけれど、もっと悪い事態に陥っていた可能性だってたくさんあるわけだ。だから、うまくいかないことを嘆くのではなくて、うまくいかないなりにもなんとかなっている、なんとか出来ていることがあるってこともそれと同じくらいかむしろそれ以上あるということを覚えておくように、と思って。それを考えると結局トータル的にはとんとんぐらいじゃないのかね。むしろ、前述のとおりそれによって6勝4敗くらいになってるんだと思うよ。味方のエラーで失点しました、みたいなのも確かにあるけれど、負け試合だったけれど味方打線が奮起して負けを消してくれました、みたいなのが多い、きっと(笑)。

独りよがりになってちょっとしたことで苛々しないようにしましょうね。泰然自若。

*1:無違反ではない

*2:いや、3回に留まらないかもしれない