上昇気流

細々とひとりごとを呟き続けています。

webお節介(その2)

先日、webお節介についてちょっと言及したけれど、webの持つ「複製の無限性」について最近某所で読んで、すとんと腑に落ちた。web上では複製がいとも簡単に出来るため、リツイートやらコピペやらで1つの情報が(有益にしろ無益にしろ)無限に広がっていく。情報を手に入れるのも容易なら、それを拡散させるのも容易なわけで、(受容する側が好むと好まざるとに関わらず)何かを提供するのが本質である「お節介」との親和性は高そうだ。これがリアルお節介だとそうはいかない。お節介の代表例であるお見合いの話を持ちだしてみても、弾は有限であり、拡散する先も有限である(=自分とリアルな知り合いで結婚相手を所望している独身者)。

世の中が物質ベースのゼロサムの世界からアイデアベースの無限拡大の世界へとシフトしつつあるなか、身の回りには本当にたくさんのモノや情報が溢れている。私たちにも要不要の取捨選択をし、不必要なものはバッサリと切り捨てるスキルが求められている。このまま世界が進展し、このスキルを皆が当たり前のように身につけている時代が到来したら、もしかしたら「お節介」という言葉が死語になるかもしれない…?