上昇気流

細々とひとりごとを呟き続けています。

大雨

今日は朝8時半の時点で革靴が完膚なきまでに完全に浸水した。

道路が川みたいになっていた。足首まで水があって、そこ歩かないと通れないもんだから、結局どぼんと突っ込んでばちゃばちゃやりながら歩いてた。信号待ちのとき、思わず目があったおっさんと笑い合ってしまった。「いやいや酷いっすねー(苦笑)」「いやーしょうがないですねー(苦笑)」なんつって。笑うしかないんだもん(笑)。

短時間に強烈な雨が降るから、下水が処理しきれなくなって氾濫する。マンホールから水が噴き出る光景とか、車が水をかきわけながら進んでいく光景とか、テレビの中でしか見たことなかったけど、あぁ、ホントにこうなるんだと思って見ていた。昨日は実際その中を運転していた。実際水の中を走るのって、いつ止まるか気が気でなく結構怖いものである。幸いなんともなかったけど。

ちなみに今日は試験の面接だった。幸い、朝は電車が動いていたから間に合ってよかった。靴の中はばしゃばしゃのままであるが、この際そんなことはどうでもいいことである。何食わぬ顔して面接受けて帰ってきた。まぁ当然帰りは電車が止まっていて帰ってこられず、結局20分くらい歩いたバス停から、超満員の蒸し暑いバスに1時間以上揺られて帰ってきた。別ルートがあるとわかっただけでも収穫である。3時間に1本しか走ってないけど。

新潟にいると、よく「7・13」という数字を耳にする。新潟でH16に起こった、7・13水害のことである。帰ってきてからニュースを見ていたら、その時に匹敵する雨量だという。大きな被害が何もないと良いけれど。

今日道路が川になっていた箇所も、どうもこっちでは水はけの悪い場所として有名らしい。寮長含め、今日会った3人くらいの人が言っていた。そういう知識がちゃんと認識されているっていうのは、東京出身者からすると凄いことだと思う。東京に住んでいると、自分が住んでいるところの地理的要因ですら、ロクに知らないもの。こういう情報が日ごろから共有されているかが、大事なんだと思った。東京で災害が起こったら、ホントどうなるんだろうね。あれだけ縁もゆかりもない人たちがたくさんいる街で。隣に誰が住んでいるかもわからない街で。

ネット上に転がっている情報も役立つのかもしれないけれど、過去から伝承されている知恵のほうが、いざというときには絶対に力を発揮するのだ、と思っている。体に染みついている知識のほうが。私は余所者だけれども、2年もいると、会話を交わす中でこうした知識が徐々に身についてくる。こういうものを大切にしたい、と思っている。