上昇気流

細々とひとりごとを呟き続けています。

四国行ってきました。

帰ってきました。帰りの電車は結局ほとんど寝てた(笑)。

まとめ

結局今回の旅では

  • うまいものをたくさん食べてきました。讃岐うどん(3軒+帰りに1軒)、徳島ラーメン(2軒)、鰹のたたき、寿司、富山ブラック
  • 自然に触れてきました。渦潮、室戸岬、龍河洞、大歩危祖谷渓谷。
  • 歴史に触れてきました。吉良川集落、桂浜、龍馬記念館、高知城丸亀城
  • 人に触れてきました。京都、香川、奈良、高知でメール。

だいたいこんな感じ。お世話になった人、本当にありがとうございました。あとはこれらにおさまらないものもいくつか。山に登って夜景見たり、お遍路さんのお寺をいくつか回ったり、お山公園地獄天国めぐりという謎のスポットに行ったり。5泊6日はやっぱり疲れた(笑)。もう少し短くコンパクトに、でも良かった気もします。まぁ休み取れちゃったからフルに楽しんじゃったけど。それはそれで後悔していない。

旅行のスタンス

それを踏まえて。

まず、四国は、車で行った方が色々見られるのだと思います。実際のところ、結構取りこぼしはあるのだと思う。バスの時間が合わないから、泣く泣く行くのをあきらめた、みたいなスポットもいくつかあったりします。けれども、そうじゃない行き方だからこそ見られたものがあったのもたぶんまた事実。渓谷沿いの切り立った崖沿いの、車もすれ違えないような道をくねくね走るバスに乗ってた時の感覚とか、室戸岬に行く海沿いの道を走るバスに乗ってた時の感覚っていうのは自分で車を運転しながら走る時のそれとは全然違うものだったと思います。さらに、大歩危でバスを待ってたときに爺さんとした話とか、ゆったり落ち着いて小説を読みながら色々考える時間っていうのは、こういう電車とバスの旅じゃないと得られないものだったと思う。

さらに言えば、1人で行くかそうでないか、っていうのもそれと同じ。今回1人で行っていれば共有できたであろう色々な思いがあるのも事実。たぶん、龍馬資料館とか桂浜とか、色々話しながら見たらもっともっと面白かったんだと思う。祖谷のかずら橋も1人で行くより複数で行った方が面白かったかもしれない。けれども、1人だからこそ出来ることがあったのも事実。おそらく1人じゃなかったらこれだけのハードスケジュールは組まなかったと思うし、自分1人で行ったからこそ、旅行先で色々な人と会うこともできたわけだ。それも、たぶんこういう1人の旅じゃないと得られなかったもの。

結局はどっちを取るか、って話であって、どっちにもどっちなりの面白さがあるのだと思います。で、「今しかできないことをしよう」っていうスタンスに立ったときには、やっぱり今回のような旅行になるのだと思う。体力的にも段々きつくなってくるし、時間的にも段々きつくなってくるし、家庭を持つとそれはそれで色々制約が出てくる。だから、今しか出来ないような旅行をするとしたら、こういう旅行になったんだと思います。たぶん、2人で行く四国は全く違う四国になるのでしょうし、家族旅行で行く四国はまた違う四国になるのでしょう。でも、今回の旅行では、自分1人で行く自分なりの四国であった、ということ。行く時々のシチュエーションに会った旅行の楽しみ方があっていいのだと思うよ。人それぞれ価値観が違うのと同様に、旅行ごとの価値観があっていいと思う。それはそれ、これはこれでどれも楽しい。

そんな感じかな。

このほかにも、自分にとっての旅行の意義だとか、そういうところで色々腑に落ちた部分もあったのだけれど長くなるし誰も読みたくないだろうから割愛(笑)。あと、旅先で読む本ってやっぱりいいね。前回山本文緒が良かったから今回谷村志穂も読んだけど(しかもたまたま京都のブックオフで上下巻あるのを見つけた「海猫」笑)、色々思うところがあって楽しい。個人的に小説って読んだ後の「世界を若干引きずっている時間」が好きで、電車の中ってそういう景色眺めながらぼーっと咀嚼する時間があるのがいいのかな。あと、龍河洞でバス待ちながら読んだ川島誠も良かった(笑)。およそ夏っぽくて。

こういう貴重な時間を大切にしたいと思います。さてさて、明日から仕事だ。復帰初日が怖い(笑)。