上昇気流

細々とひとりごとを呟き続けています。

吉良川集落

ふらっとバスを降りて立ち寄った吉良川集落の街並みがヤバい。

1本奥に入った石垣に漆喰の家々が建ち並ぶ路地とか、昭和初期の白黒の映画のワンシーンにそのまま色をつけたみたいな世界。今日がまた湿度の高い夏っぽい日だったのも良かった。石垣から生える草が物凄い生命感をむんむんと放っている。見える人影は縁側に座って雑談してるユルい格好した婆さんや、手押し車を横に畑の草むしりをしている爺さんのみ。我々の日常とは非日常すぎる日常。東京の1秒と同じ1秒と思えなくなってくる。

日曜だってのに観光客1人いないしなぁ。とりあえずバスを降りてみたけど、こんな世界に出会えるとは思わなかった。こういう偶然の遭遇があるから、一人旅もやめられんのよね…。