赤入れ(その2)
前回アナログで赤入れする行為について触れましたが、結局集中力が普段の2割増しくらいだった挙句に、どんどん適当になっていってしまい、結局成果的にも多分デジタルの2割増しくらいに留まってしまいました。やれやれ。ただ、手書きが確実に優れている面っていうのはやっぱりあって。カットアンドペースト*1して文章が簡単に入れ替えられるのはとても便利だけれど、スクロールって、どうにも大局的に文章を見るのに向いてない気がする。文章のつながりを見るのに、スクロールして「あ、ここにあった」とかやるのは実は結構面倒なんですよね。ページをめくる、という作業のほうが向いている部分は確実にある気がする。
ということで、一通りアナログ赤入れが終わったところで赤入れ第二段階。
中高の定期試験のときの僕のオレンジに塗られたまとめノートや、大学受験の頃の僕の日本史暗記プリントを知っている方は御存知かと思いますが、「凝縮」することによって範囲を狭く見せ、やる気を挙げようという魂胆。
具体的には
- 文字の大きさを8ptにする
- 行間を「固定値」にして、9ptに設定する
- 段組を2段にする
- 用紙の上下左右にある余白を小さくする
という操作を文章に対して行うことによって、紙1枚あたりに印刷される文章量を思いっきり圧縮することです。これを行うことによって、A4にして33ページあった文章が、10ページに収まる。それも10ページ目はほとんどないくらいに。そうすることによって、33ページもあると読む気が失せるし途中で息切れがするけれど、10ページくらいだったらなんとかなるでしょ、という気分にするものです。両面印刷すればたったのA45枚。5枚読むくらい、とっても簡単に出来そうなもんでしょ??
結果的に
前回よりも集中できた気がします。前回赤入れしてあるから、だいぶ読みやすくなっているのもあると思うけれど。やっぱり凝縮されているほうが、「それだけやればいい」っていう感じがするから、集中できて良い。枚数を単位として見て擬似的に目標設定しているからなのかも知んないけど。
中学時代とかは、ルーズリーフ1枚の両面に試験範囲の全部を詰め込むことを目標にしていましたっけね(笑)。赤下敷きで隠せるようにオレンジのペン使って。高校ん時の定期試験もそのままの方法で突っ込んでって、大学受験のときに日本史で使ってた授業プリントも、そのまま印刷するとどうにもこうにもかさばって仕方がないし、何よりやる気がおきないから、この方法で圧縮した。というより、ワードの文章を圧縮するこの方法は、そのときに開発されたもの。結果、56ページあった原始・古代のプリントは14ページに圧縮され、117ページあった近現代編は、34ページにまで圧縮されたのでした。これくらいなら、まぁ読んでも良いかっていう気になるよね(笑)。
読みやすさは多少犠牲にしても、こうして1枚にぎっしり詰まっていることが僕にとっては大事なのだ。中高時代に身に染み付いたこの感覚は、なかなか剥がれるものじゃないみたいですね。
*1:決して、コピーアンドペーストではない。