上昇気流

細々とひとりごとを呟き続けています。

冷静さ

人のせいにしない。

何か問題があるときに、その状況に関して自分で納得できれば、それでいい。

けれども、問題があることに自分で納得できない事柄に関しては、簡単に人のせいにしないで、解決に向けてまず自分が最大限努力しろ。他人の協力を得られないから問題があり、そのせいで物事が先に進まないのであれば、協力を得られるようにまず自分が努力すべき。それを、その努力もしないのに協力を得られないせいにしてどうこういうのはお門違い。相手の性格がその行為に向いていないから問題があり、そのせいで物事が先に進まないのであれば、向いていないことを考慮したうえで何か別の方法を与えてやればよい。向いていないから出来ないことに対して、別のアプローチを与えてやろうともせずにずっと同じ文句ばかり並べ立てていても意味がない。そこでどうこう言っていたところで問題は解決しない(先へと進まない)。人のせいにする前に、まず自分が出来る解決策を考えろ。自分が納得するまで。

自分至上主義に陥って、自分=正しい、相手=間違っている、の図式に簡単に落とし込んでしまっていては何も解決しないし、マイナスが生み出されるばかりだ。そこで感情を爆発させるんじゃなくて、一度ぐっと堪えて、冷静になって、物事に対するアプローチの仕方を変えてみろよ。先入観に捉われるな。

そうやって自分が最大限努力してもどうにもならない事柄に関して初めて、人のせいにして良い。その途中のどこかで人のせいにして自分を正当化してしまってはならない。責任の擦り付け合いももってのほか。人のせいにしていたところで、そこから先には進まないんだ。やるかやらないかの2つだけではなくて、第3の打開策を見つける*1なり何なり、何かしら、別の方法を丹念に探る作業が必要。どれだけ堪えられるか。それを、現在の状況だけを狭い目で見て、感情的になって簡単にその図式に落とし込んだ瞬間、それ以上事態は先へと進まなくなる。歩み寄りの余地なし。こういうとき、感情って要らないと思うんだ。

自分がこれが出来ない人間だからこそ、こうなりたいと強く思う。そして、人のフリ見てじゃないけど、親の喧嘩をずっと見てきて、自分に対して強くそれを思う。こういうのが見えないところで性格に影響を及ぼしているのは間違いないところで、親の影響って、不可避だから怖い。自分ももし仮に親になることが出来たら、おそらく子供にそういう影響を不可避的に与えてしまうことになるのだろう。だから一層、自分を律しなければならない。相手のせいにする前に自分の側でももっと出来ることはあるだろう。感情の沸点が低いのか。

男性的な考え方であるのは重々承知しております。

いきなり話がでかくなるけど、多分戦争だってそうだよ。自分を正当化して、相手のせいにするのは簡単だ。一度自分を正当化してしまえば、あとはもう雪崩を打つように惨事へと一直線。そうなる前に、どれだけ我慢して努力できるかということなんでしょうけれど。こういうところで、どれだけ冷静に物事を見られるか。

感情の沸点を高くする。その上で、感情を押さえ込みすぎて鬱屈しないように、うまくコントロールしてやる。押さえ込むんじゃなくて、合理的に努力する方向に誘導してやれば良いんだって。それが第3の方法だ。冷静さっていうのは、そういうことだと思っています。そして、そういう能力が欲しいものだと思っています。安易に責任転嫁しすぎ。もう少し努力しろ。まぁ、前よりかはだいぶ出来るようになってきてはいるけれど。

*1:この第3の方法ってホントに大事だと思うんだ