上昇気流

細々とひとりごとを呟き続けています。

変化

人間関係を含め、不変のものなどは1つもない。全てのものは、いつかは終わりを迎え、やがて変わっていくものだ。何かしら、変化がある。

それが好ましいものの終わりだけならば不条理なように思えるけれど、不快なものであっても必ず終わりはやってくる。だから、悪くは出来ていないのだと思う。実際、普段の生活では、好ましいものの終わりばかりを惜しんで、永続的な時間を求めてしまうけれど、もし永遠に続くのだったら、マンネリは打開できないし、悪いことも永遠に続いてしまう。その裏には、早く終わったほうが良いものもたくさん存在しているのだ。終わりが来るからこそいいことだって、たくさんある。

その中で生きるのならば、変化に対して怯えを抱くよりは、変化に対して関心を抱いたほうがずっと良い。新しい世界には、悪いこともたくさんあるけれど、その分良いことだってたくさんある。物事の表ばかりを見るのではなく、そこに貼り付いている裏側も見据えてやることによって、幾分か生きやすい生き方が出来るのではないだろうか。

この4年間、身の回りだけでも、随分いろんなことが変わったんだと思う。緩やかな変化の中にいるときには、徐々に慣らされるため変化には気がつかないことが多いけれど、ある一定の時間を区切ってみてみると、そこには大きな断絶が見えるのだと思う。しばらく身を離して見ると、きっと気づくことはとても多いはずだ。そこに、不変なものなどはあるのだろうか。僕は、ないと思う。何かしらは必ず変わるのであり、抽象的な言葉で表せば変わっていないように見えても、細部は大きく変わっているはずだ。その中で、一体何を大事だと捉えるのか。過去に固執する必要はなく、常なる変化を受け入れるべきなのだと思う。そして、それが良い方向に向かっているのならば、尚更良い。漫然と変化を受け入れるだけではなく、良い方向に向かうために、現状での努力が必要とされる。変化が必ずあるのなら、むしろ積極的な態度で変化に当たれば、その変化を味方につけることができる。どうせ変わるものなのであれば、前向きな変化をもたらしてやるべきなのだ。おそらく。

学生だってそのうち終わるけど、社会人だってきっと楽しいこともあるよ。そんな風に思っております。マンネリを打開し、劇的なチャンスをつかめるかもしれないじゃないか。そこに出たことによって、色々なことは変わるだろうし、中には変わってほしくないものまで変わってしまうこともあると思う。けれども、それはそういうものなのだ。仕方のないことなのだから、受け入れるしかない。物事、良い面もあれば必ず悪い面もある。どちらかだけを見るのじゃなくて、双方をトータルに見てやることが大切だ。

およそ保守派らしくない発言ではあるけれど、保守派だからこそこういう視点が大切なのだとも思っています。