上昇気流

細々とひとりごとを呟き続けています。

Startの位置

Startラインに立ってしまえば、それまでしてきたことは関係がない。

これは何か物事を為すにあたって、良く僕自身が考えること。それまでどんな準備をしてきたかとか、その場所にどんな思い入れを持ってきたか、とかは関係がなくって、いざ同じスタートラインに立ってしまえば、それから自分の持っている力で何が出来たか、が評価されるのだと考えるようにしている。スタートラインに立った時点で、過去は関係がなくなるのだ。その時点でどれだけ力を発揮できたか、が鍵となる。過去は、そのための布石に過ぎない。そこで発揮できる能力を身につける場としての、過去。

けれども、過去にどんなことをしてきたかを後悔しても仕方がないので、いざ始まったら、全力を尽くすしかないのだと思う。入試の場になって、それまでどれだけ勉強してこなかったかを後悔しても仕方がない。そのとき出せるだけの力を出すことだけに集中するしかない。そのとき足りない能力があったら、そこから身につけるしかない。それは、後悔しても仕方がないことである。逆に、それまで何もしてこなくても、その場で何とかなれば、それはそれで良かった、ということになる。ただし、それは再現性はないので、今後のために、ことが過ぎ去った後に改めて身につけるよう努力する必要はあるけれど。反省は、その場でする必要はないけれど、終わった後には、十分にする必要がある。

偶然や否や、Startラインは、前回過ちを犯した際の出発地点と同じ場所だった。今度は、改めて身につけた能力を元に、それをいかにして克服したか、を試される場なのだと思う。これからのために、過去がある。二度と、過ちは繰り返さない。