上昇気流

細々とひとりごとを呟き続けています。

理論・実感

女の人は悩みを抱えたときに誰かに向かってバーっと喋ることによってそれを発散し、男の人は自分の中に抱え込んで解決に向かって1人で努力しようとする、ということを何かで読んだ気がする(all aboutだったかな??)。男と女の違いっていうのは、こういった考え方の違いの部分にも結構あって、それが相互不理解をもたらすことがある、というような話が書かれた本が有名になったこともあった。地図が読めない女、話を聞かない男、だったっけ。

そういう理論って、読んでるとつい「あぁ」って思う部分は結構あるのだけれど、そういうのは実感が伴っていないと理解が深まらないのだ、と思う。理論だけ読んでても、自分に実感のない「ふーん」っていう部分で終わってしまうのであって、実際に「うん、あるよね」っていえる体験をすることによって、それが実感を伴って自分のものになるんだろう。上に挙げた本も、まさにそういうタイトルだったから理論じゃなく実感として共感する人が多かったんだろう。

今学期の必修の授業では、人物とその人の理論を取り上げて説明するゼミで、1つの理論や考え方があるたびに、さんざ「具体例をあげて説明して」といわれたのだけれど、それはまさにそうだと思う。実例を挙げることによって具体的なイメージが湧き、理解を深める。就活で何か語るときに必ず具体例を入れて、といわれるのも同じことですね。

そういった部分に敏感になりたいものだなぁ、と思っています。もちろん就活もそうだけど、それと関係なく、日常生活一般において。共感を得られないような言葉で何かを語ったところで、それには実感が伴わないのだと思う。授業のときも、より私たちに身近なところで的確な具体例を挙げられる人って、凄いなぁと思って見てました。こういう頭の使い方が出来るようになりたいな、って。ポテンシャルの問題があるかも知んないけど(笑)。また、いくら理論を学んだところで、それには実践が伴わないと意味がない。また、いくら実践があったところで、理論による裏づけがなければそれは埋もれてしまって次に生かされない。そこのところにも敏感になる必要があると思いますが。

自分の能力不足を思い知らされます。っていうか、これ、俺が言うなって話ですよね(笑)。けれど、それでへこんでたって仕方がないわけで。へこんだり、っていう感情は要らなくって、ただそこから事実と上に行くための向上心だけ取り出せれば良いだけで。くそー、がんばるぞ。