上昇気流

細々とひとりごとを呟き続けています。

変化

人間の思考パタンってだいたい3ヶ月周期で変わるらしい*1のだけれど、本当なのだろうか。

最近それもちょっと恐れていて、確かに3ヶ月前からは随分変わっているのだけれど、また3ヵ月後には変わっちゃうんじゃないの??っていうのが怖いところ。

昨日の授業でちょっと扱ったのも影響しているのだけれど、ヘーゲル弁証法では人間の思考は漸進的に良い方向に向かって変化していき、いつかは最終形態にたどり着くことになっているけれど、本当に上に行き続けるのか??っていうことも。変化するならするで良い方向に変わるのならば良いのだけれど、3ヵ月後にまた変わったときに、それは止揚=cancelupされるのかどうかわからないのですよ。もしかしたらcanceldownになるかもしれないし。そう考えると確かにヘーゲル弁証法は怪しげだなぁという気もする。読み進めるうちにすんなり納得させられてしまっていたけれど。

でも良く考えると3ヶ月ってどっから始めた3ヶ月なのかわかんないよな。今日から始めた3ヶ月と1ヵ月後から始めた3ヵ月後で何が変わってるのか、って感じだし。だらだらとちょっとずつ変化し続けるもので、それが積み重なってだいたい「変化しきった」と認定できるくらいの変化が認められるまでに必要なスパンが3ヶ月ということなのでしょうか??結局眉唾な説なのかな??

なんか色んな理論やら論理やらが世の中に溢れているのだけれど、結局信用にたる絶対的な理論なり論理なりっていうのはやっぱりないものなのかねぇ。「変化を証明するのは論理学では難しい」っていう先生の言葉もなんとなく納得できる気がする。多分非常に浅い理解なのだけれど(笑)。でも深く突き詰めずに、浅い理解でとどまっておくというのも、世の中を渡っていく上ではなんか有効に働いてくれる気もしていなくもない。考えすぎないという面ではね(笑)。知らぬが仏なことも世の中たくさんありますね。きっと。

決して思考を放棄しているわけではないのであしからず。

*1:3の倍数危機説はどうもそれらしい